香りで地域活性化
2025-07-10 15:00:25

エステーが山ノ内町とタッグで香りの地域活性化を進める

エステーと山ノ内町、香りで地域の魅力を発信



近年、地方創生や地域活性化が求められる中、エステー株式会社が長野県山ノ内町と協力し、オリジナルシティフレグランスを製作しました。この取り組みは、脱炭素社会の実現やSDGsの達成に向けた一環であり、山ノ内町の美しい自然を香りで伝えることを目的としています。2024年10月にこの包括連携協定が締結された後、7月10日に完成発表会が開催されました。

地域の魅力を香りで表現



プロジェクトにおけるシティフレグランスの開発は、ユネスコエコパークに認定された山ノ内町の森林資源を活用することに焦点を当てています。エステーが提出した「山ノ内町の“かおり”=シティフレグランス」という発想をもとに、森林の資源をアップサイクルしながら地域の魅力を発信し、新たなまちづくりや地域活性化を図っているのです。このプロジェクトは、山ノ内町の自然環境を取り入れた香り作りを通じた持続可能な地域振興を試みています。

完成したシティフレグランスは、山ノ内町で伐採された未利用の杉の枝葉をおり組成したオイルがベースとなっています。これにより、山ノ内の杉特有の清涼感あふれるグリーンの香りが引き立てられ、森林浴をしているかのような心地よい気分に浸ることができます。この快適な透明感を持つ香りは、リラックス効果が高く、ストレスの多い現代社会での癒しを提供します。

リラックスタイムの演出



シティフレグランスには、杉オイルに加えて、ラベンダーやレモングラスなどのハーブの香りが調和され、質の高いリラックスタイムを演出しています。この香りの選定は、地元民からのアンケートを通じて決定され、地域の声をしっかりと反映しているのも特徴です。また、この創香の技術には、エステーの100%子会社である株式会社コードミーの技術が用いられています。

雪水香の登場



新たにブランド「雪水香(せきすいか)」として展開されるシティフレグランスオイルとアロマウッドのセット商品が、山ノ内町から販売されることになりました。2025年には、東京・銀座にある長野県の情報発信拠点「銀座NAGANO」での販売も予定されており、ふるさと納税の返礼品としての展開も視野に入れています。ブランドの創設に際しては、山ノ内町が販売、エステーが香りの創振、瑞穂木材が素材調達・精油抽出、北信州森林組合が原料調達や森林整備といった役割を担うこととなっています。

官民連携で地域課題の解決へ



エステーと山ノ内町との包括連携協定は、「森林資源のアップサイクル×かおり」をテーマに、地域の課題に迅速に対応し、住民サービスを向上させることを目指しています。また、この活動を通じて活力ある地域社会の形成を図ることが期待されています。

ウェルネス分野での共創



さらにエステーは、昨年策定した中期経営計画「SMILE 2027」にて、成長テーマの一つとして“かおり×ウェルネス”を掲げています。香りを通じた健康経営支援や地域創生を目指し、今後も地域と共に歩む取り組みを進めていく意向を示しています。香りによってつながる地域の絆が、さらなる発展へと繋がることを期待しています。


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