働き方改革が生み出した成功事例:広島のヤマサキ
広島市に本社を置く株式会社ヤマサキは、自社の働き方改革と福利厚生の充実により、従業員満足度96%を達成したことから、広島労働局の「ベストプラクティス企業」に選定されました。特に、同社が展開する海藻コスメブランド《ラサーナ》は、国内において非常に高い評価を得ており、その背景にはしっかりとした働く環境が整っています。
ヤマサキが追求する企業理念
ヤマサキは「従業員の健やかな暮らしを守ることが、会社の成長に不可欠」という考えのもと、従業員一人ひとりがいきいきと働ける環境を作り出しています。この理念に基づき、従業員だけでなくその家族も大切にする姿勢が評価され、広島労働局の局長である宮原真太郎氏との意見交換の場を設けるまでに至りました。
働き方改革の具体的な取り組み
ヤマサキが行っている働き方改革には、以下のような主な取り組みがあります:
ICT環境の整備
全社員へのスマートフォン貸与やMicrosoft Office365の導入により、テレワークでも容易にコミュニケーションを取れる環境を整えています。AI活用研修も行い、業務効率の向上を図っています。
RPAを活用した業務自動化
200以上の業務をロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)で自動化することで、従業員はより創造的な業務に集中できるようになりました。これまで手動で行っていた定型作業を削減し、作業の効率が大幅に改善されています。
ハイブリッドワークの推進
ヤマサキは業務内容に応じてテレワークと出社を柔軟に選べるハイブリッドワークを推進。集中力が必要な業務はリモート、対面でのコミュニケーションが大切な日はオフィスに出社。これにより、出社とテレワークの双方の強みを最大化し、快適な職場環境を提供しています。
働き方改革による成果
その結果、ヤマサキは次のような成果を挙げています:
- - ワークライフバランスの向上: 従業員満足度は96%に達し、プライベートの充実に大きく寄与しています。
- - 残業時間の大幅削減: 長時間労働の削減に成功し、2011年には平均月35時間あった残業が、2024年には5時間48分に減少。
- - 有給休暇の取得率向上: 年間の有給休暇取得日数が8日から13日へと改善され、時間単位での取得も可能になりました。
- - 育休取得率: 女性社員は100%の取得率を達成し、男性社員の取得率も向上しています。
ラサーナブランドの魅力
ヤマサキが展開する《ラサーナ》は、1998年に「洗い流さないトリートメント」を発売以来、数多くの支持を集めてきました。特に国内売上No.1を記録し、累計販売本数は2,500万本を突破。幅広い世代の方々に愛されているこのブランドは、今後も顧客とともに成長していくことを目指しています。従業員の働きやすさを重要視した企業文化が、さらなるブランドの発展に寄与することは間違いありません。
働き方改革は単なる制度の変更に留まらず、企業が成長するための基盤であり、その実践例としてヤマサキの取り組みは、今後の企業経営の参考となるでしょう。