中国最大級の食品飲料フォーラムでCDIが提言！企業戦略の再構築の重要性

中国最大級の食品飲料フォーラムでCDIが提言

株式会社コーポレイトディレクション（CDI）の中国法人、析道（上海）管理咨询有限公司（CDI-China）が、2025年5月に上海で開催された中国最大の食品飲料フォーラム「FBIF2025」に登壇しました。このイベントには、7,400名以上の食品業界関係者が参加し、ネスレやクラフト、ヤクルトなどの著名企業が一堂に会しました。

「不打别人的仗」というメッセージ

CDI-Chinaの食品飲料およびヘルスケア領域ディレクターであり、日中食品経営研究会の発起人である厳偉（げんい）が、講演で「不打别人的仗（他人の戦をしない）」というテーマを掲げました。中国の食品企業は、模倣によるプレッシャーやトレンドに依存したビジネスモデルが限界に達しつつあると警鐘を鳴らしました。

厳氏は、今後の企業戦略の再構築と、各企業が自らの戦いに注力することの重要性を強調しました。単なる模倣やトレンド追随ではなく、その企業特有のアイデンティティを持った戦略が求められると考えられます。

ケーススタディの紹介

講演では日系企業の成功事例が取り上げられ、明治、カルビー、味の素、サントリー、キリン、ハウス食品、ヤクルト、森永乳業の8社が紹介されました。厳氏は、これらの企業のそれぞれの戦略的立ち位置や個性、商品開発のスタイルを可視化し、戦略とはただの計画ではなく、企業が歩んできた道そのものだと述べました。これにより、成功の秘訣や、今後の戦略に役立つ指導が提供されたといいます。