バーチャルアート展
2025-08-01 13:58:25

ひきこもり当事者の声を届けるバーチャルアート展がスタート

バーチャルなアート展でひきこもりの声を聞こう



2023年8月1日(金)から、バーチャル空間で「”HIKIKOMORI” ANYONE?他人事じゃないかも展」がスタートします。この展覧会は、パルシステム連合会が企画し、厚生労働省の「ひきこもりVOICE STATION 2025」プロジェクトの一環として実施されます。全国において推計146万人にも及ぶひきこもり当事者や経験者のリアルな声を、多様な形で表現したアート作品が一堂に集められています。

クリエイターとの共同制作



アートの力でひきこもりの理解を深めるこのプロジェクトでは、演出家の宮本亞門さんや音楽クリエイターのヒャダインさんなどが参加しており、彼らは当事者から寄せられた思いを映像や音楽、文学など様々なメディアを通じて表現しています。この展覧会は、特に目を引くアート作品をバーチャルで鑑賞できる新しい試みです。

展示内容の一部紹介



展示される作品は以下の通りです:
  • - 宮本亞門(演出家)と経験者・家族による朗読劇「ひきこもり人生ドラマ」(ドキュメンタリー作品)
  • - ヒャダイン(音楽クリエイター)によるボカロHプロジェクト「カレンダー/ 七桁ラピ調r」(音楽映像)
  • - ひうらさとる(漫画家)が描く「とまった青春」(漫画作品)
  • - 夏井いつき(俳人)百々新(写真家)による「ひきこもごも俳句フォト」
  • - 池平徹兵(現代美術家)と20人の当事者による「共鳴の宇宙」(現代アート)
  • - 井澤由花子(画家)と家族による「VOICE PAINTING:家族の風景」(映像作品)

さらに、随時新たなコンテンツが追加される予定です。

宮本亞門のアバターと共に学ぶ



会場には、宮本亞門さんのアバター「サイバーAMON」が登場し、ひきこもりに対する偏見をなくすためのメッセージを来場者に送ります。アバターのパフォーマンスを通じて、参加者はひきこもりの声を感じることができます。

ひきこもりVOICE STATION全国キャラバンの概要



また、展覧会に続いて「ひきこもりVOICE STATION全国キャラバン」も開催されます。横浜市では8月23日(土)に、宮本亞門さんがファシリテーターとなり、ひきこもり経験者による朗読劇のワークショップが行われる予定です。

  • - 開催日時:8月23日(土)13:00~16:45
  • - 会場:ビジョンセンター横浜みなとみらい/701
  • - 内容:朗読劇の制作とパネルトーク

このキャラバンでは、ひきこもりの当事者や家族の体験談をシェアし、人々がともに生きやすい地域社会を作るためのアイデアを議論する場となります。参加を希望する方は、オンラインでの事前申込が必要です。

生きづらさを乗り越えるために



最後に、パルシステムはこの取り組みを通じて、ひきこもりや社会的な生きづらさを抱える人々の声を幅広く発信し、理解を深めていくことを目指しています。ジャーナリストの池上正樹さんとともに、一般社団法人SHIPを設立し、ひきこもりやその周辺の問題を考えるための季刊誌『SHIP!』を発行していることも注目です。このような取り組みを通じて、より良い社会づくりにつながることを願っています。

ぜひ、バーチャル展に足を運び、ひきこもり当事者の思いやクリエイティブな表現を体感してみてください。詳細はこちらから確認できます。


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