小さな集落の物語を紡ぐ書籍『石徹白洋品店物語』の魅力

地域の宝を掘り起こす物語

岐阜県郡上市に位置する小さな集落、石徹白。ここに根ざして活動する「石徹白洋品店」が、2025年9月26日に書籍『石徹白洋品店物語〜地域の宝を掘り起こす小さなビジネス〜』を出版します。この書籍は、地域密着型のものづくりに情熱を注ぐ店主、平野馨生里さんが紡いだ物語です。

書籍の内容と魅力

『石徹白洋品店物語』は、婦人之友社にて約1年間連載されたエッセイを基にしています。石徹白という歴史ある集落での暮らしや、そこから生まれる商品についての想いを詳しく綴っています。その中には、北海道の縄文時代から受け継がれてきた伝統的なモノづくりの背景や、地域の自然とどのように関わりながら製品が生まれていったのか、藍染や草木染めの魅力に至るまで幅広いテーマが盛り込まれています。

特に注目すべきは、石徹白洋品店の代表作「たつけ」との出会いを描いた第2章。この章では、商品の背後にあるストーリーや町の風景が目に浮かびます。平野さんが地域の文化や歴史を大切にしながら営んでいる小さなビジネスの姿勢が、読者に強いメッセージを送り届けることでしょう。

書籍発売に伴うイベント

書籍の発売に際して、東京でのトークイベントと、石徹白での関連イベントが開催されます。まず、東京豊島区にある自由学園明日館ホールで、9月25日に開催されるトークイベントでは、書籍制作に関わる裏話や、地域の文化を守る意義についての講演が行われます。さらに、イベント前には「たつけ」など石徹白洋品店の商品展示会も予定。ミニ交流会では、地域の軽食を味わいながら参加者同士の意見交換も楽しめる機会になります。

続いて、10月13日には石徹白で一棟貸しの宿「助七」がオープン。こちらでは宿自体の紹介に加え、平野さんと設計士の藤沢百合さんによるトークイベントも開催され、地域の歴史や文化についての深い学びも得られる貴重な時間となるでしょう。

先着予約特典

書籍を先行予約して購入した方には、オリジナルポストカードの特典が！この限定アイテムは先着500名限定で、無くなり次第終了しますのでお早めに。

石徹白洋品店の未来

平野馨生里さんは、出来上がった製品だけでなく、その背景にある地域の人々、自然との関わりを大切にしています。石徹白洋品店は、伝統的な技法を取り入れ、新しい表現を追求することで、地域に新たな息吹を吹き込んでいます。これからも地域の宝を大切にしながら、さらなる発展を目指す姿勢を持ち続けています。

この書籍は、ただのビジネスの物語ではなく、生活を豊かにするためのヒントや感動をも与えてくれるでしょう。石徹白洋品店の魅力に触れ、地域の文化や土着の情熱を感じ取ってみてはいかがでしょうか？