ローヤルゼリーの若返り
2025-10-16 12:13:56

ローヤルゼリーが示す若返り効果のメカニズムを発表

第35回国際化粧品技術者会連盟における発表



2025年9月、フランスで開催された第35回国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)大会において、株式会社山田養蜂場の美容科学研究所がローヤルゼリーの肌への効果についての重要な研究成果を発表しました。この発表では、ローヤルゼリーが表皮幹細胞を活性化し、肌の老化を抑制するメカニズムが明らかにされました。

ローヤルゼリーの独自性


ローヤルゼリーは、女王蜂を育てるための特別な食物として知られています。最近の研究では、ローヤルゼリーに含まれる成分が肌にさまざまな有用性をもたらすことが示されており、その効果は特に表皮幹細胞に対する作用に注目されてきました。

研究の概要


今回の研究では、三次元表皮モデルとヒト由来の角化細胞を使用して、ローヤルゼリーがどのように表皮幹細胞を活性化し、細胞老化にどのように影響を与えるか調査が行われました。成果として、ローヤルゼリーが表皮の厚みを増加させることや、細胞の老化を抑えることで幹細胞の活動を促進することが判明しました。これにより、肌の若返りや再生が促進される可能性が示されたのです。

研究成果の詳細


1. 表皮幹細胞の活性化: 実験では、ローヤルゼリーが幹細胞の活性を高め、細胞増殖を促進し、皮膚の形成を助けることが確認されました。
2. 細胞老化の抑制: 長期にわたる細胞培養を通じて、ローヤルゼリーが老化した細胞においても増殖能や分化能を保持させる効果があることが示されました。
3. ローヤルゼリー由来の脂肪酸の効果: 特に、10-ヒドロキシ-2-デセン酸などの脂肪酸が幹細胞を活性化し、肌の形成を助けることが分かりました。

今後の展望


ローヤルゼリーが肌に与える効果は古くから知られていましたが、そのメカニズムは未解明の部分が多くありました。今後も山田養蜂場は、ローヤルゼリーの効果を科学的に解明するために、多角的な研究を基にした進章を続けると宣言しています。この研究によって、ローヤルゼリーの利用がより広がり、さまざまな美容製品への応用が期待されます。

発表のタイトルと発表者について


本研究の発表は、岡本秀人氏が行い、発表タイトルは「Mechanistic Insights into Royal Jelly’s Effects on Epidermal Stem Cell Activation and Skin Function」です。これは、日本の化粧品技術者会(SCCJ)の上部組織であるIFSCCにおいて、81の国・地域から参加する技術者たちに知られる機会となりました。本発表は、化粧品業界におけるローヤルゼリーの地位を一層高めるものとなることでしょう。


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