新しく公開されたREIの「2OFUS」ミュージックビデオ
2025年6月29日、アーティストREIが新たにリリースした楽曲「2OFUS」のミュージックビデオが公開されました。これは、株式会社to anyoneが手掛けたCM3.0の第2弾であり、これまでの広告の枠を超え、新たな形のクリエイティブプロダクションとして注目を集めています。
この楽曲はREIが以前「KEPHA」の名義で活動していたキャリアを経て、本名で始めたR&Bプロジェクトの一環で、EP『TOKYOTOTORONTO』に収録されています。EPは2025年6月28日にリリースされ、REI自身が作詞・作曲・セルフプロデュースに関与しています。特に「2OFUS」は、アメリカの名曲「Just the Two of Us」をサンプリングした心に残るメロディで構成されています。
CM3.0とは?
CM3.0とは、アーティストの表現と企業のブランドが調和する形で、広告の要素を自然にストーリーに溶け込ませる新しい手法です。「2OFUS」では、ファッションブランドの協賛を取り入れながら、それぞれのスタイルや魅力を視覚的に表現。これにより、ただのプロモーションではなく、視聴者が共感できる新たな広告体験を提供しています。
渋さと繊細さを表現した映像
ミュージックビデオは、東京を舞台にしつつもどこか懐かしさを感じられるトーンで撮影されています。大人の関係性“友達以上恋人未満”という微妙なテーマを核に、映像は有限な距離感や感情の揺れを感じさせるものになっています。プロデューサーである桑原進之助氏は、この関係性を映像に落とし込み、視覚的なキャラクターたちによって物語をうまく表現しています。
コラボレーションによる新たな可能性
今回のMVでは、3つのファッションブランドが衣装協賛を行い、各ブランドのスタイルが登場人物の関係性を強調。そのコラボレーションにより、ブランドは自然にPRできる場が生まれています。REIの魅力を引き立てるだけでなく、衣装タイアップも同時に実現する新たなマーケティングの可能性を示唆しています。
レコーディングと監督のコメント
楽曲はカナダのJUNOアワード受賞歴を持つDotDaEngineerと共にトロントのスタジオで録音されました。映像はプロデューサーや監督の共作によって成り立ち、REIと共演者のNIKIさんの繊細な演技が印象的な視覚体験を作り出しています。
監督のOZAの意図するところは、「触れたいけど、触れたら戻れない」という心理状態を表現すること。映像では、登場人物の距離が少しずつ縮まっていく様子を捉えつつ、一歩踏み込めない緊張感も巧みに表現されています。色合いやアングルにもこだわり、視聴者が感情移入しやすい映像を意識しています。
まとめ
REIの「2OFUS」は、アーティストとしての成長を感じられる楽曲であり、まさに音楽とファッション、そして広告が交差する時代における新たな広告モデルを体現しています。ファッションブランドとのコラボレーションを通じて、新しい形のコミュニケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。さらに今後の作品にも注目が集まります。