横浜で楽しむ沖縄の伝統芸能！「復活！沖縄芝居」の魅力とは

沖縄の大衆演劇「沖縄芝居」の復活公演！

今年、戦後80年を迎える特別な年に、横浜市鶴見公会堂で「復活！横浜の沖縄芝居」企画公演が行われます。この公演では、沖縄から多くの移住者が集まり、その文化が根付いた横浜において、地域の人々の心の支えとなった沖縄芝居が上演されます。

沖縄芝居の魅力

沖縄芝居は沖縄口（うちなーぐち）を使い、古典音楽や民謡がふんだんに盛り込まれた独特の演劇です。戦時中の空襲で大きな打撃を受けた鶴見の沖縄出身者たちにとって、この芝居は故郷を思い出す重要な文化の一部となりました。公演を通じて、沖縄の風土や人々の温かい精神文化に触れられる機会です。

特に、今回の上演で注目したいのは、国立劇場おきなわで活躍中の金城真次芸術監督を中心とした、第一線の舞踊家や演奏家が沖縄から参加する点です。また、横浜在住の名嘉ヨシ子さんや野原千鶴さんなど、地元の演者も多く出演し、横浜の文化が見事に交わります。

上演される「泊阿嘉（とぅまいあーかー）」

沖縄芝居のなかでも名作とされる「泊阿嘉」は、樽金と思鶴という二人の切ない恋物語を描いています。樽金は思鶴に出会い、一目惚れするも、仕事のために遠くへ旅立たなければならなくなります。その際、思鶴は病にかかるという、感動的なストーリーが展開されます。今回の公演でその魅力を再体感できるのは大きな楽しみです。