信州産の経木を使った新しい文具「木の一筆箋」登場！

信州の森とつながる新たな文具「木の一筆箋」

信州の自然に根ざした「やまとわ」は、経木（きょうぎ）の新しい文具「木の一筆箋」の販売を11月5日より開始しました。この一筆箋の誕生には、豊かな森を未来に残したいという想いが込められています。

増えゆく手入れの行き届かない森の現状

私たちが拠点を置く信州伊那谷は、カラマツやアカマツなど多彩な森林に恵まれています。しかし、担い手不足や価格の低迷といった問題に直面しており、放置される森林が増えています。この状況が進むと、貴重な自然資源が失われてしまいます。

特にアカマツは松枯れ病の影響を受けており、使用できない材木となってしまう懸念があります。そこで私たちは、健康なアカマツを経木に加工し、次世代にもその資源を引き継ぎたいと考えました。経木の生産には長い時間と努力が必要でしたが、その結果「信州経木Shiki」として商品化することができました。

経木の魅力とその用途

経木は、昔からおにぎりや食材を包むのに使われてきた伝統を持っています。その性質を活かして、日常生活に取り入れることで、私たちは森との新しい関係を築くことができるのです。

さらに、経木の香りや手触りは、その独特な体験を提供します。今回は新たにステーショナリーとして一筆箋を展開しました。木の質感を生かし、アカマツの抗菌作用も兼ね備えたこの一筆箋は、心を込めたメッセージを届けるためのアイテムです。

新登場！「木の一筆箋」の詳細

新しい「木の一筆箋」は、1セットに10枚入り。クマや雷鳥のイラストが描かれた3枚ずつのデザインと、無地が4枚含まれています。活版印刷を施すことで、経木の自然な質感をそのまま生かした仕上がりとなっており、特別なメッセージを書き留める際にぴったりです。

イラストはHIGASHI ALPSによるもので、手紙を綴る雷鳥や手紙を届けるクマのほっこりした雰囲気が漂います。無地部分は自由にカスタマイズできるので、オリジナルの一筆箋として楽しむことも可能です。