新技術で透過性向上
2025-08-25 11:56:45

新日本製薬の革新技術で肌の透過性が向上、特許取得

新日本製薬が肌透過性を向上する新技術を発見



新日本製薬株式会社は、新たなスキンケア技術の発見とその特許取得を発表しました。今回は、名古屋大学及び新たに設立されたベンチャー企業BeCellBarとの共同研究を通じて、肌のバリア機能を緩和し、成分の皮膚透過性を高める効果が確認されたのです。この技術は、特に「フェルラ酸」と「センブリエキス」という二つの成分により実現されます。

共同研究の背景と目的



新日本製薬は、肌の美しさを保つためには、皮膚のバリア機能を高めつつ、効果的に成分を浸透させることが重要であるとの考えのもと、研究を推進してきました。特に、皮膚の角質層下部に位置する顆粒層のタイトジャンクション(TJ)に着目。このTJは、細胞同士を接着させることで、外的刺激から肌を守る役割を果たしているものの、バリア機能が強すぎると成分の浸透を妨げてしまいます。

研究の成果



数十種類の成分を検証した結果、選ばれた「フェルラ酸」と「センブリエキス」は、いずれもタイトジャンクションを緩和させ、皮膚透過性向上に寄与することが明らかになりました。具体的には、分化誘導したヒト表皮角化細胞にこれらの成分を添加したところ、TJを構成するタンパク質クローディンの量が減少し、透過性が向上。具体的には、フェルラ酸の添加により、分化誘導したNHEKが蛍光色素を透過させる能力が最大44%増加したことが確認されました。

成分の特徴



フェルラ酸



フェルラ酸は、米ぬかから抽出されるポリフェノールの一種で、高い抗酸化作用を持つことが知られています。化粧品では、メラニン生成の抑制、紫外線吸収、抗炎症などの美容効果が期待され、多様な用途に使われています。

センブリエキス



センブリは日本の伝統的なハーブで、その豊富な効能から現代でも利用されています。特に化粧品においては、血行促進や肌荒れ改善に寄与すると言われ、美容成分として注目されています。

今後の展開



新日本製薬は、今回の研究成果を活用し、自社のスキンケアブランド「パーフェクトワン」及び「パーフェクトワンフォーカス」において、新たな製品開発を進めていく計画です。肌の美しさを追求する製品にとって、これらの成分がどのように役立つか、今後の展開が非常に楽しみです。

会社のビジョン



新日本製薬は、常に新しい価値をお客様に提供することを目指し、スマート“ライフ”サイエンスの研究方針のもと、美と健康の領域で多様な研究開発を進めています。これからも大学やパートナー企業と協力し、新素材や新技術の研究に力を入れてまいります。詳細については公式サイトをご覧ください。

新日本製薬の研究開発サイト


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

関連リンク

サードペディア百科事典: 新日本製薬 フェルラ酸 センブリエキス

トピックス(美容)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。