UBAMe活動報告
2025-11-13 14:18:04

視覚障がい者の美しさを引き出す、UBAMe講座とサイトワールド2025の取り組み

視覚障がい者の美しさを引き出す、UBAMe講座とサイトワールド2025の取り組み



一般社団法人日本ケアメイク協会(群馬県高崎市、理事長:山岸加奈子)は、視覚に障がいのある方々が自分らしい美しさを追求する手助けをしています。9月と10月に開催されたユニバーサル・ビューティー・アドバイザー(UBA)の養成講座と、視覚障がい者向け総合イベント「サイトワールド2025」への出展を通じて、これまで以上に多くの方々にブラインドメイク技術を広めています。

UBA養成講座の実施



2025年9月8日と11日、株式会社さくら屋にてUBAMe養成講座が実施されました。この講座は、視覚に障がいがあるお客様が安心して美容サロンに訪れることができるよう、美容スタッフを育成するためのプログラムです。美容業界が果たすべき役割の一部として、視覚障がい者の「感じ方」や「困りごと」を理解し、化粧品について気軽に相談できる環境作りを目指しています。

この講座では以下の目的が掲げられました。
  • - 視覚障がい者が自店で取り扱う化粧品を安全に使用する方法を教える
  • -的確な化粧品の選び方や使用法を指導する
  • - メイク技術やスキンケアの基本を伝え、化粧の楽しさを広める
  • - 自分の肌質や特徴に合わせた商品選びのサポートを行う
  • - 美容業界のトレンド情報を提供する
  • - 化粧技術を通じて自己肯定感や社会参加を促進する
  • - 視覚障がい者への理解と接客技術を育てる

講座内での体験では、ブラインドメイクや視覚障がい者に関する理解を深めた後、実際に化粧品の選定や実習が行われました。駅の表示や道案内、接客など、視覚障がい者が直面する日常生活の理解も深められ、参加者同士の交流を通じて知識が共有されました。

サイトワールド2025への出展



2025年10月16日から18日まで、一般社団法人日本ケアメイク協会は「サイトワールド2025」に出展しました。このイベントでは、多くの視覚障がい者やその家族、支援者に向けてブラインドメイクを実体験するブースを設置。344名の方々がブラインドメイクやスキンケアを体験しました。

会場では、「ブラインドメイク」とは何かを知り、自分の顔に触れてみることに喜びを感じる方々の姿が印象的でした。また、福祉関係者や医療従事者とも多くの対話が行われ、ブラインドメイクの社会的意義に関する関心も高まりました。参加者からは「いつもは口紅を使う機会がないが、今日は挑戦してみた」との声が寄せられ、笑顔でその瞬間を楽しむ姿が印象的でした。

結びに



一般社団法人日本ケアメイク協会では、メイクを通じて自己肯定感や心の豊かさを育むことを目指し、さらなるセミナー活動やイベント出展に取り組んでいきます。これからも、多くの視覚に障害のある方々にブラインドメイクの可能性を広めていくことでしょう。これらの活動が、未来の新しい出会いと挑戦につながることを願っています。

公式ページ:日本ケアメイク協会


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