北海道ワイン『おたるゲヴュルツトラミネール 2024』が国際コンペでの金賞獲得

北海道ワイン『おたるゲヴュルツトラミネール 2024』が国際的な評価を受ける

2025年11月6日、香港で開催されたアジア最大級の国際ワインコンペティション「GLOBAL WINE & SPIRITS AWARDS ASIA 2025（GWSAA2025）」において、北海道ワイン株式会社の自社商品の白ワイン『おたるゲヴュルツトラミネール 2024』が見事、金賞と「日本産ワインの最高賞」である「Best Wine From Japan トロフィー」を受賞しました。

このコンペティションは、アジア各国の専門家による厳正なブラインドテイスティングを行い、多様な食文化を背景に評価が行われます。今年の出品はすべて入賞を果たし、金賞を含む銀賞3点、銅賞3点という素晴らしい結果を収めることができました。

受賞ワインの特徴

『おたるゲヴュルツトラミネール 2024』は、北海道浦臼町の直轄農場「鶴沼ワイナリー」で製造された甘口の白ワインで、華やかな香りとフルーティな味わいが特徴です。ライチや白桃を思わせるアロマに、爽やかな酸が全体を引き締め、まさに飲みやすく、食事との相性も抜群です。このワインは、アペリティフとしてはもちろん、デザートワインともして楽しむことができます。販売は2025年11月21日から開始され、希望小売価格は5,940円（税込）です。

北海道の気候が生む特性

北海道ワイン株式会社の醸造責任者、河西由喜氏によると、ゲヴュルツトラミネールはその多様性に富んだ品種で、収穫時期や気候に応じた異なる表情を見せます。今年のヴィンテージは、甘みと酸のバランスが整い、華やかさと深みを併せ持つ出来となったとのことです。これらの受賞は、北海道の冷涼な気候がもたらす独自性と、丁寧に育てたブドウの品質の高さが評価されたものであるといえるでしょう。

他の受賞商品

もともと北海道ワイン株式会社が出品したワインは7アイテムあり、その中でも以下のワインが入賞しています。

- 銀賞: 鶴沼木樽発酵ピノ・ブラン 2023 など3点
- 銅賞: 余市ハーベストツヴァイゲルトスペシャルキュヴェ 2021 など3点

GWSAAについて

「GWSAA」は、アジアの価値観を重視し、アジアの料理とのペアリング部門を新設するなど意欲的な試みを行っています。今年度の審査には、マスター・ソムリエを含む44名の専門家が参加し、このコンペティションはアジアの多彩な食文化を世界に発信することを目指しています。

北海道ワイン株式会社は、環境との調和を図りながら、持続可能なワイン文化の発展に寄与していく方針です。今回の受賞を機に、日本及び北海道のワインの品質に更なる注目が集まることが期待されています。

この美しいワインを体験できる日が待ちきれません。皆さんもぜひ、シーズンの特別な一杯として試してみてはいかがでしょうか。