Esxence 2026レポート
2026-06-22 11:50:28

ミラノで開催されたEsxence 2026が示す香りの未来と日本の挑戦

Esxence 2026体験レポート



イタリア・ミラノで開催された「Esxence 2026」は、ニッチフレグランスの祭典として世界中から関心を集めました。今年のテーマは「Sensing the World」で、文化や土地、人とのつながりを香りを通じて感じることが強調されました。この祭典には、400以上のブランドが集まり、20,000人を超える来場者が訪れました。特に注目すべきは、30歳未満の来場者が増加したことで、香りの世界に対する若者たちの関心が高まっていることが見て取れます。

ニッチフレグランスの拡張とアジア市場の影響



Esxenceは2009年から続くイベントで、年々規模が拡大しています。その中で、特に今年はアジアのブランドが目立つ存在感を示しました。韓国、中国などのブランドが出展し、アジア市場の成熟と香り文化の多様性が感じられたシーンが印象的でした。これにより、ヨーロッパ中心の市場が徐々に多極化していることが明らかになりました。

2026年の香調トレンド



今回の祭典では、いくつかの香調トレンドが浮き彫りになりました。1つ目は「ネオグルマン」で、従来のグルマンの伝統から進化した甘さが特徴です。具体的には、焼きたての温かみや穀物の香ばしさが求められています。2つ目は「ティーセント」で、こちらは抹茶や紅茶などがトレンドとして関連付けられ、地域の文化と香りを結びつけた表現が増えています。そして3つ目は「スキンセント」で、肌に優しく馴染むような香りが再評価されつつあります。

Z世代とヴィンテージの再発見



SNSの普及により、特にZ世代が香水に対するアプローチを変えてきています。香水のテキストや短い動画を通じてブランドや香調が広がり、短期間での流行が生まれる一方で、香水の深いストーリーや背景が軽視されることもあります。これが、若者たちがヴィンテージやヘリテージ、つまり長い歴史や背景を持つものに惹かれる理由でもあるのです。

NOSE SHOPの発信と役割



今回のEsxenceで、日本から唯一、NOSE SHOP代表の中森友喜が登壇しました。中森は香水文化の重要性や自店舗の活動について語り、国内の香水市場の状態を明らかにしました。「香水砂漠」と呼ばれた日本に新しい風を吹き込むべく、自由に香りを楽しむ文化の育成に力を注いでいる点も強調されました。

カルチャーの国際交流が進む中、NOSE SHOPは自店で展開する様々な企画や体験を通じて、香りの楽しみ方をより多くの人へと広める役割を果たしています。今後も、香りの魅力を伝えることに力を入れ、国境を越えた香水文化の発展に寄与していくことでしょう。

総括



Esxence 2026は、香水市場の未来やニッチフレグランスの拡大を強く意識させるイベントでした。特にアジア市場の存在感が増し、日本の香水文化も新たなステージへと進む必要があります。NOSE SHOPの活動や、中森のようなリーダーシップがこれからの時代を築いていくことが期待されます。ミラノでの体験は、新しい香りとの出会いのチャンスであると同時に、文化的な触れ合いの場でもありました。今後も要注目です。


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