トンボ学生服が迎える創業150年
株式会社トンボが展開するトンボ学生服は、2026年に創業150周年を迎えます。この特別なマイルストーンを記念して、オリジナルのタータンチェックが制作されました。今年の4月15日には、東京都内の駐日英国大使館公邸で先行発表され、150周年を祝うレセプションでお披露目されました。トンボ学生服は、今年の周年を迎えるにあたって、これまでの歩みと今後の展望を振り返ります。
150年の歩み
1876年に岡山県玉野市八浜で足袋製造業としてスタートしたトンボは、明治41年に初代社長三宅保正の手により全国展開を果たしました。その後、昭和5年からは詰襟学生服の製造・販売を始め、学校制服や体育着、さらに介護・メディカルウェアの企画製造を行っています。
記念タータンチェック
新たに発表されたアニバーサリータータンは、スコットランドの老舗タータンメーカー、LOCHARRON(ロキャロン社)とのコラボレーションで生まれたものです。色にはそれぞれの意味が込められており、以下の通りです:
- - コーポレートブルー:誇り・尊敬
- - ネイビー:信用・誠実
- - ピンク:多様性・感謝
- - グリーン:環境保全
- - ホワイト:全員経営
このタータンは、150周年記念事業に関連する様々なアイテムで使用される予定です。
制服の歴史を振り返る
現在の学生生活に欠かせない存在となった制服は、トンボが1930年頃から製造を開始して以来、常に進化してきました。初めての小学生用制服は厚手の木綿生地を使い、戦時中には限られた資源を利用していたこともありました。
1965年には家庭で洗濯が可能な学生服の登場により、より快適な制服が実現しました。その後、1974年には「スクールアイデンティティ」概念を提唱し、個々の学校の特色を生かした服づくりを提案しました。
1980年代に入ると、トンボの提案したブレザー制服が広まり、2015年にはLGBTQへの配慮もなされ、男女共通型のデザインが採用されました。
未来の制服へ
2025年以降の制服は、ニットジャケットやハーフパンツ、パーカーなど、様々な選択肢が用意されています。特に暑さ対策を考慮したハーフパンツやパーカースタイルの制服が登場したことで、生徒たちはコーディネートを楽しむことができるようになりました。
トンボは150年の歴史を経て、流行に影響されない普遍的な価値の制服を提供してきました。これからも教育環境に合わせた制服の進化を続け、より良い未来に寄与することを目指していきます。
会社情報
トンボ学生服を運営する株式会社トンボの基盤は、岡山本社と東京本社にあります。1876年の創業以来、学校のニーズに応える様々なユニフォームを提供しており、今後も引き続き学生生活を支える企業としての役割を果たしていくでしょう。