ボンとらやのAI挑戦
2026-08-13 09:37:06

創業1951年の老舗「ボンとらや」が生成AIを活用し新商品開発に挑戦

創業以来の伝統と新しい挑戦



1951年に創業した和菓子・洋菓子専門店、株式会社ボンとらや(本店:愛知県豊橋市)が、生成AIを導入した新商品開発に取り組み、その成果を発表しました。この取り組みは、急速に変化する食のトレンドをいち早く捉えることを目的としており、約3か月にわたる実証実験(PoC)が実施されました。

新しい商品開発の形



しかし、今回の実証実験は単なる商品開発に留まりません。ボンとらや様が参加したのは、ルーテックス株式会社が提供するAIプラットフォーム「Ameiro」を活用したもの。Ameiroは、食品のトレンド分析からコンセプト作成、パッケージ画像の生成までを一気通貫で支援する強力なツールです。これにより、業界の課題だった商品開発初期工程にかかる時間とリソースを大幅に削減することが可能になります。

生成AIの威力



実際、ボンとらやは、このAIを通じて人気商品「ピレーネ」の新たなフレーバー案、「大葉」や「夏みかんソーダ」などを提案されました。これらの案は、商品名やコンセプトをはじめ、原材料の配合や製造工程、さらにはマーケティング戦略までをAIが生成したもので、すでに評価される段階にあります。

ボンとらやの佐藤社長は、このAIを利用することで「誰でもアイデアを構想できる環境」が整ったと語っています。「地域のお客様に長く愛される商品づくりと新しい挑戦を両立させる」との信念のもと、世代を超えた新しいお菓子作りを目指しています。

ボンとらやの歴史



ボンとらやは、愛知県豊橋市で培われた伝統ある和洋菓子店です。特に看板商品である「ピレーネ」は、ふわふわのスポンジに特製の生クリームが詰まった絶品で、これまでに1日3,000個以上が売れることも。地域の食文化を大切にしながら、他社とのコラボレーションにも積極的で、例えば有楽製菓との「ブラックサンダーピレーネ」は話題を呼びました。

生産から販売までの支援



Ameiroはボンとらやの具体的なデータやブランドの特性を活かして、彼らの新商品のコンセプトを生成するのに寄与しています。AIの力によって、従来の経験豊富な職人の知見と新しい技術が融合し、商品開発の幅が広がることが期待されています。この新たな試みは、今後の菓子業界全体に革新をもたらす可能性を秘めています。

今後の展望



ルーテックスは、今回の実証実験で得られた成果を基に、Ameiroの提供範囲を広げ、レストランやカフェなどの飲食業界にも対応した機能を展開することを検討しています。今後は、他のパートナー企業と共に新たなプロジェクトを進めるためのパートナーも募集しています。

地域に根ざした老舗が最新の技術を取り入れることで、どれほど新しい風を吹き込むことができるのか。ボンとらやの次なる展開に、ぜひ注目していきましょう。


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