高島屋の新たな春夏用制服が登場
高島屋では、顧客(店内案内)係の春夏用制服が5年ぶりにリニューアルされることが発表されました。新しい制服は、著名なデザイナーであり、「ジュン アシダ」のクリエイティブディレクターでもある芦田多恵氏が手掛けたものです。彼女のデザインは、高島屋の創業190年以上の歴史を踏まえつつ、「シンプルさ」と「気品・エレガントさ」、さらには「高級感」という要素を現代的に表現したものとなっています。
シャープで柔らかな印象のジャケット
新デザインの目玉は何と言ってもジャケット。シャープなラインを持ちつつ、柔らかさも感じられるディテールが施されています。この組み合わせにより、着用者の個性が際立つだけでなく、着心地の良さも兼ね備えています。春夏を意識したブルーグリーンのカラーは、爽やかさを感じさせると同時に、高級感を失わない絶妙なバランスが魅力です。
さらに、マットストレッチツイル素材が使用されており、通気性に優れた軽やかな着心地が特徴。日常の業務の中で求められる快適さをしっかりと考慮されています。
パンツも新たにラインアップ
特筆すべきは、53年ぶりにパンツが新制服に加わる点です。これにより着用者は、自身のコーディネートを楽しむことができ、体調や気温の変化にも柔軟に対応可能となります。ジャケット、ブラウス、スカート、そしてパンツの組み合わせによって、さまざまな着こなしを楽しむことができ、より多様性のある制服が実現されました。
ローズちゃんも新デザインへ
高島屋のマスコットキャラクターである“ローズちゃん”も、両者の新制服に合わせて衣替えをすることが決定しました。ローズちゃんは1988年に初めてユニフォーム姿を披露して以来、顧客係と同じ制服を着てお客様をお迎えしてきましたが、2025年春夏シーズンからはパンツスタイルとなります。右手を上げてお客様を案内する姿は、いつの時代も高島屋の「おもてなし」の象徴となることでしょう。
着用開始と対象店舗
新制服の着用が開始されるのは、3月19日(水)から。対象となる店舗は高島屋の各店(ただし、一部店舗を除く)及び提携店です。この春夏、新たな制服で高島屋のスタッフたちがどのようにお客様をお迎えするのか、今から楽しみです。
高島屋の新しい制服は、ただの衣服ではなく、それぞれの店舗での「おもてなし」の心を表現した象徴でもあります。今後、どのようにこの新制服が親しまれていくのか、期待が高まります。