小川紀美代のバンドネオンソロコンサート
2025年5月10日(土)、神奈川県横浜市にある港南区民文化センターで、世界的に評価されているバンドネオン奏者、小川紀美代のソロコンサートが開催されます。これはヒラルディージョ事務局が主催する「Bandoneon Solo〜小川紀美代バンドネオンソロ・コンサート〜」という特別なイベントで、チケットはすでにカンフェティで数枚ずつ販売されています。
このコンサートは、春のフランスツアーから帰国後すぐのタイミングに行われ、館内は小川紀美代が紡ぎ出す音楽に包まれることでしょう。バンドネオンという楽器は、もともとドイツで生まれ、アルゼンチンタンゴにも多く取り入れられ、今では世界中の音楽家に愛されています。しかし、その音色の魅力の裏には、演奏の難易度が高く、「悪魔の楽器」とも呼ばれています。
小川さんはバンドネオンを駆使し、独自のアレンジでタンゴやラテン音楽、さらにはオリジナル曲まで幅広いジャンルの音楽を演奏します。また、演奏の合間には、自身の楽器や曲作り、さらにはフランスでの新しい体験を語ってくれる予定ですので、初めてこられる方でも楽しめる内容になっています。
会場は、観客との一体感を大切にした設計がなされており、小川さんが生み出す音楽と響き合う素晴らしい空間が広がります。また、ヒラルディージョの活動開始から20年の節目にあたるこのイベントでは、特別価格での参加を呼びかけていますので、音楽ファンの皆様にはこの機会を逃さず訪れてほしいものです。
小川紀美代の経歴
小川紀美代は、バンドネオンに魅了され、ほぼ独学で奏法を学び始め、2001年には単身でブエノスアイレスに渡りました。アルゼンチンのコスキンフェスティバルでは日本代表としても出演され、その後も韓国や香港などのアートフェスティバルに招聘されるなど、国際的な活躍を続けています。
特に、2018年には伝説のバンドネオン奏者アニバル・トロイロが使用していた楽器でのレコーディングを行い、その結果リリースされたアルバムは好評を博しました。21年にはフランスに招かれ、パリでのギャラリーコンサートや配信コンサートを成功させています。そして、バンドネオンオーケストラ「蛇腹隊」の主宰として、後進の育成にも情熱を注いでいます。
ヒラルディージョとは
ヒラルディージョは、横浜を拠点にフラメンコを中心とした音楽活動を行っている団体です。メンバーが協力して自主公演や海外アーティストの招聘を行い、多様な音楽ジャンルの公演を企画しています。2012年からは東日本大震災などの復興支援活動も行い、被災地への慰問活動を引き続き実施しています。
コンサート詳細
「Bandoneon Solo〜小川紀美代バンドネオンソロ・コンサート〜」の詳細は以下の通りです。
- - 日時: 2025年5月10日(土) 13:30開場 / 14:00開演
- - 会場: 横浜市港南区民文化センター ひまわりの郷 ホール
- - 出演者: 小川紀美代(バンドネオン)
- - チケット料金: 自由席 1,200円(税込)
この機会にぜひ、バンドネオンの豊かな響きを体感してみてはいかがでしょうか?きっと、心に残るひとときを過ごすことができることでしょう。