音楽の感動を探る
2025-07-23 14:08:42

高橋幸宏が語る音楽遍歴 『僕の私的音楽史』の魅力と見どころ

音楽の感動の深層を探る



2023年に他界した世界的音楽家、高橋幸宏が音楽の素晴らしさを再評価するために綴った著作、『僕の私的音楽史』が河出文庫から2025年8月6日に発売されます。この作品は、彼が辿った音楽遍歴を独自の視点で語る貴重なガイドブックです。

本書では、2012年に刊行され、入手困難になっていた『心に訊く音楽、心に効く音楽 私的名曲ガイドブック』の文庫版として再登場します。文庫化に際しては、新たに書き下ろしや解説を収録し、充実した内容へと進化を遂げています。特に、彼が愛してやまない音楽とのエピソードは、リスナーにとっても魅力的なものが多いです。

音楽の作り手と受け手の喜び



高橋幸宏は、音楽に対する愛情を次のように表現しています。「音楽に限らず、ものを作ることは楽しい。そしてそれを受け取ることも素晴らしい。作品に自分の気持ちが同調することで得られる喜びは、他に代え難いもの。」彼の言葉には、音楽の特別な関係性が表れています。作り手と受け手の間で共有される感動は、まさにこの作品の根底に流れているものです。

豊富な内容と新エピソード



本書の特徴として、音楽だけでなくファッションとの関係性も重要なテーマとなっています。特にビートルズやデヴィッド・ボウイなど、衝撃的な存在が描かれる一方で、彼自身の音楽活動に触れてもいます。YMOの「ライディーン」の製作エピソードや、彼の初ソロアルバム『サラヴァ!』に影響を与えたアーティストたちも紹介され、興味深い内容が語られます。

天辰保文による構成では、彼の音楽活動の視点からも高橋幸宏の魅力をひもときます。長年の友人である彼との対話は、高橋にとっても大きな喜びであり、この対話から生まれた文庫版書き下ろしは、読者に新たな発見をもたらすことでしょう。

音楽家・鈴木慶一による解説



音楽家の鈴木慶一が担当する文庫解説では、彼との音楽的な関わりや影響についても言及されます。幼少期の音楽体験から彼のポップな感性まで、多様な視点で高橋の魅力に迫っています。この解説があることで、読者はより一層、彼の音楽世界に深く入っていくことができるでしょう。

最後に



高橋幸宏という存在は、音楽という領域を超えて、カルチャー全般に多大な影響を与えてきました。彼の音楽遍歴を辿ることで、多くのリスナーが心の奥に潜む感動を再発見できることを願っています。是非、発表されたばかりの『僕の私的音楽史』を手に取り、音楽について考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。


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