2025年「今年の一皿」はお米グルメ
2025年の「今年の一皿®」に選ばれたのは「お米グルメ」。これは、株式会社ぐるなびが先日発表したもので、今年の日本の食文化を象徴する素晴らしい選定です。この選定された理由は多岐に渡りますが、特に近年の食料安全保障への意識の高まりや、日本人にとっての米の重要性を再認識するきっかけとなっています。
お米の重大な存在感
最近、日本は猛暑により収穫量が減少し、米の価格が高騰しています。その結果、安定供給に対する関心がますます高まっています。米は日本人の主食であるだけでなく、文化や伝統の象徴でもあります。今回の選定は、そんなお米の価値や重要性を再認識する良い機会となりました。
健康米市場の拡大
最近、多くの方が健康志向を持っている中、玄米や雑穀米の人気も高まっています。これにより、備蓄米をおいしく食べるための調理法や、高温耐性米の関心が集まっています。米が持つ新たな価値観が広がり、多様な食べ方が提案されています。2025年には、こうした健康米の市場のさらなる拡大が期待されます。
食文化の多様性
また、米の流通ルートも多様化しており、米粉や酒、長粒米といったさまざまな方法で米を楽しむことができるようになっています。このことは外食のシーンでも広がりを見せており、米を使った新しいメニューやスタイルが次々と登場しています。これにより、食としての多様性がさらに進化しています。
準大賞に選ばれた「抹茶」
2025年の準大賞には、抹茶が選ばれました。抹茶は、海外での健康意識の急速な高まりや、日本食への関心が高まっている現状を反映しています。特にインバウンド需要を牽引する存在となりつつあり、近年の緑茶の輸出量は過去最高の数字を記録しています。今後は、持続可能性を追求し、抹茶の原料であるてん茶の供給にも注目が集まります。
新しい選択肢としての「麻辣湯」と「ご当地うどん」
ノミネートとして挙げられた「麻辣湯」は、健康志向の高まりから、手軽に野菜やタンパク質を摂ることができ、多彩な選択肢が人気を集めています。また、「ご当地うどん」は、手頃な価格で各地域の文化を感じることができ、幅広い世代に支持されています。これらの米や麺類の新たな選択肢が、2025年の食文化にどのように影響を与えるのか楽しみです。
今年の一皿の意義
「今年の一皿®」は2014年に始まり、12回目を迎えます。この選定は、日本の素晴らしい食文化を未来に残し、さらなる発展に寄与することを目的としています。ぐるなびは、飲食店情報サイトの停留所として、約42万店のデータを基に、2025年の食トレンドを分析し、選定を行いました。
食でつなぐ人々の心。この理念のもと、ぐるなびは「今年の一皿」を通じて、日本の食文化の発展を世界へ発信していきます。お米グルメを受けて、ますます広がる日本の食の未来に、期待が高まるばかりです。