グローバルに進化する日本のエンタメ産業とその影響力

日本エンターテインメントの進化とグローバルな影響力

日本のエンターテインメント産業が、国境を越えて注目を集めています。株式会社日経BPが運営する「日経エンタテインメント！」では、その影響力をデータで検証し、連載形式で情報を発信しています。特に、今後の日本エンタメの国外展開は目を見張るものがあります。

海外市場の可能性

日本は、アニメや音楽、ゲームなどのエンタテインメント分野で、政府主導の下、2023年から2033年までに海外市場規模を20兆円に拡大するという高い目標を掲げています。特に、アニメ市場は海外の需要が急速に向上し、2023年にはすでに国内市場を上回る勢いとなっています。この急成長は、一般社団法人日本動画協会のデータからも確認することができます。

インドネシア市場に注目

連載第1回では、急成長を見せるインドネシアのエンタメ市場に焦点を当てています。PwCの調査によれば、インドネシアのエンターテイメント市場は2023年から2028年にかけて年平均8.5%の成長率が予測されており、100億ドルを超える規模に成長する可能性があります。この成長の理由とは一体何なのでしょうか。

エンタメ市場の拡大理由

インドネシアのエンタメ市場が急拡大している背景には、SNSの普及やスマートフォンの利用拡大が影響しています。特に、TikTokのようなショート動画プラットフォームが人気を博し、若年層を中心に日本のエンタメコンテンツが容易にアクセスされるようになりました。そこで、例えば、どのような日本のエンタメがインドネシアのユーザーに受け入れられているのか、詳細に分析し解説する予定です。

今後の内容

この連載は全3回を予定しています。今後はアニメ『SAKAMOTO DAYS』のヒット理由や、YOASOBIの楽曲がどのように受け入れられているかという新たな戦略についても掘り下げていく計画です。インドネシアだけでなく、サウジアラビアやインド、アメリカにおける日本のエンタメ事情についても分析していく予定です。