六甲バター株式会社が語る「意外な真実」と企業の成り立ち

六甲バター株式会社のユニークな真実

「六甲バター株式会社」という社名を耳にすると、多くの人が「バターを作っている会社だ」と思い込んでしまいます。しかし、実際にはこの名に反して、バターを製造したことは一度もないのです。この意外な事実は、同社がSNSで公表したことで多くの話題を呼び、特に11月29日に投稿された内容は30万回以上もリーチされました。

QBBブランドと社名の誤解

企業名である「六甲バター株式会社」と多くの人に知られている「QBB」。まず、QBBは社名ではなく製品ブランド名です。この誤解は、長年にわたり多くの人々に親しまれてきた「QBBベビーチーズ」の人気から生じていると言えるでしょう。そして、QBBという名前は、Quality’s Best & Beautifulの頭文字を組み合わせた造語です。

- Quality’s Best：品質へのこだわり
- Best & Beautiful：美味しさを重視

この理念に基づいた商品は、安心して食べられる健康的なものであり、ただ美味しさを追求するのではなく、新鮮さや楽しさも兼ね備えています。

六甲バターの歴史

六甲バター株式会社は1948年、神戸で「平和油脂工業株式会社」としてスタートしました。当初は、マーガリンの製造を行っており、その製品名は『マーガリン六甲バター』でした。そのため、マーガリンは当時「人造バター」と呼ばれていたことから、社名にバターが含まれていたのです。

しかし、経済が自由化するとともに、マーガリンの需要も増加し、製品名が大きなブランド力を持つようになりました。1954年には社名を「六甲バター株式会社」に変更し、1958年にはQBBブランドでプロセスチーズの製造を開始しました。このブランドの成長を受けて、現在では売上の98%をチーズ製品が占めています。

健康的で楽しい食文化の提供

六甲バター株式会社のビジョンとして「世界一のプロセスチーズメーカーを目指す」という目標があります。この理念を実現するため、同社は常に新しい挑戦を続けており、健康的で楽しい食文化を広めることに努めています。たとえば、品質管理の徹底や新製品の開発への投資などが進行中です。

今後も六甲バター株式会社は消費者と寄り添いながら、喜びを与え続けていきます。