新設備導入の意義
2026-06-11 13:29:09

食品包装の安全性を高める新設備導入の意義と展望

食品包装の安全性を高める新設備導入の意義と展望



サカタインクス株式会社は、業界の最前線で食品への直接接触が可能なパッケージ向けコーティング剤の新たな製造設備を導入することを決定しました。この設備は東京工場(千葉県野田市)に2026年8月までに完成予定で、国内メーカーとして初めてのDFC(Direct Food Contact)対応設備になります。

DFC対応設備導入の背景


サカタインクスはコーティング剤のグローバル展開に注力しており、一昨年にはアメリカのコーティング剤メーカーであるC&A社を買収し、事業を強化してきました。今回の設備導入は、これらの取り組みの一環として、国内市場でのコーティング剤事業のさらなる発展を目指して行うものです。食品に直接接触するパッケージの製造には、厳格な食品衛生法遵守が求められていますが、食材に接触する材料を供給するメーカーには現在のところ規制がありません。しかし、食の安全に対する社会的要請が高まる中、将来的には材料メーカーに対する規制強化が予想されることもあり、事前に対応していく姿勢が重要とされています。

新設備で実現する生産内容


この新しい設備では、まずPFASフリーの耐油剤の生産を開始し、さらに撥水剤や防湿剤など、様々なパッケージ用途向けのコーティング剤の生産へも対応していく計画です。これにより、食品に直接接触するパッケージのために、より高い衛生管理基準を提供できる体制を築きます。また、受託製造の受入れも検討しており、生産体制を拡充することで顧客にさらなる価値を届けることが可能となります。

将来への取り組みと展望


サカタインクスは、米国のホームウッド工場で既にDFC対応の生産実績を持ち、豊富な知見を蓄積しています。今後、これらの経験をもとに、ISO22000の認証取得を目指し、国際基準に適合した品質と安全管理体制を強化していきます。

新たに東京工場に導入される設備を起点に、日本国内の事業拡大に加え、アジア市場を含む海外生産の展開を視野に入れたグローバルな供給体制も検討しています。食品包装分野における安全性や環境への配慮、品質向上に寄与する製品・サービスの提供を通じて、持続可能な社会の実現に向けて協力する姿勢を持ち続けています。

この新しい設備が食品包装における信頼性をより一層高めることが期待されているだけでなく、業界全体の安全性向上に寄与することが望まれており、サカタインクスはそのリーダーシップを発揮することを目指しています。


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