SNS時代の感情コントロール、若者の実態に迫る調査結果!
近年、SNSの普及により、多くの人々が日常的に感情を発信し、他者の反応を受け取る機会が増えています。その一方で、SNSがもたらす影響によって、若年層の感情のコントロールが難しくなっていることが指摘されています。株式会社CHIMJUNが実施した調査では、感情のパターンや相談できる相手の割合について衝撃の結果が明らかになりました。
調査の背景
株式会社CHIMJUNは、「感情の可視化」という新しいメソッドを開発し、その重要性を広める活動を行っています。今回は、全国の10代から50代の男女を対象にした「SNSと個人の感情について」の調査結果を発表しました。特に若年層に焦点を当て、彼らが抱える感情の問題に迫ります。
誰も相談できない現実
調査の結果、ネガティブな感情を抱いた場合、まず誰かに相談できる人はわずか10%という結果が出ました。具体的には、不安や怒り、悲しみといった感情が生まれた際、最も多くの人が選択した行動は「何もしないで放置する」で、実に42.2%の人がそのように答えています。相談することなく一人で抱え込んでしまう傾向が顕著で、相談する人は1割にも満たないというのが実情です。
一方で、SNSをチェックする割合は8.7%と少なからず存在していますが、そのうちの約7割が10代〜20代でした。この結果から、何かを感じたときにすぐにSNSにアクセスする習慣が若い世代に根強いことがわかります。しかし、感情を他者と共有しないことで、さらなる孤立感を感じてしまうのではないかという懸念もあります。
他人との比較が感情に与える影響
調査にあたり、「自分が今抱えている悩みやストレスの原因は、他人との比較が主なものでしたか?」と多くの参加者に問いました。結果として、「大半が他人との比較だと思う」という回答が10.6%、「半分以上はそうだと思う」が31.0%と、全体で約4割もの人々が他人と自分を比較しているということが分かりました。この他者との比較が、自身の感情にどれほど影響を及ぼしているかを理解することも、大切なステップです。
感情の理解とコントロール
さらに、「自分の感情を理解またはコントロールできているか?」という問いに対して、回答は「とてもできている」が9.8%、「まあまあできている」が43.1%、「あまりできていない」が32.1%、「全くできていない」が15.0%で、半数が感情の理解やコントロールに不安を抱えていることが明らかになりました。年代別では、40代以上の人々の方が感情のコントロールをできていると感じる割合が高い結果となり、若年層の特異性が際立ちました。
『感情の可視化』の登場
今回書籍として発売される『感情の可視化』は、株式会社CHIMJUNの代表、岡城良太氏が、自身の経験や経営哲学を元に書き下ろした一冊です。感情を理解し、可視化することで、より自分自身を引き出し、自分の状況をより良くするための方法を探る内容が盛り込まれています。
キャラクター診断で感情を明確に
この書籍では、自分の状態を知るためのキャラクター診断も用意されています。感情を可視化できることで、自分を客観視する手助けとなります。あなたの今の感情はどのキャラクターに該当するのか、一度試してみる価値があります。
結論
感情のコントロールは、これからのSNS社会において必要不可欠なスキルです。この調査から浮かび上がった「相談できる相手が圧倒的に少ない現状」は、特に若い世代にとっての重大な問題であることを示しています。『感情の可視化』を通じて、自分自身の感情に向き合い、理解することが今、求められています。