男性と女性で異なる料理に対する意識と困りごととは？

料理に対する意識の男女差とその影響

最近、マイボイスコム株式会社が行った料理に関する調査によると、料理に取り組む意識が男女で大きく異なることがわかりました。この調査は2025年9月に実施され、合計11,377名が参加しました。ここでは、料理をする頻度やどのような料理を「料理」とみなすのか、また料理に対する困りごとについて詳しくお伝えします。

毎日料理をする人はどれくらい？

調査の結果、料理をする人は全体の約80％を占め、その中で毎日料理をするのは33.8％です。特に女性ではその割合が6割を超えており、年代が上がるごとに比率も上昇します。一方、男性の毎日料理をする割合は1割強という結果も印象的です。これからも料理をする機会に恵まれているのは、主に女性であることが浮き彫りになりました。

料理できるもののランキング

「何も参考にせずに作れる料理」を尋ねたところ、最も多かったのは「目玉焼き」で74.7％という回答が集まりました。次いで「おにぎり」や「卵焼き」、さらには「味噌汁」「野菜炒め」が60％以上という結果に。全体的に、インスタント食品やレトルトを除いた自宅での調理にクリアな自信を持つ人々の声が多く聞こえます。しかし、「茶わん蒸し」や「ロールキャベツ」の項目では低い回答率であったため、家庭で扱う料理の幅が狭いことも見えてきました。

料理＝市販のルーや材料を使うこと？

調査結果では、「カレーやシチューに市販のルーを利用する」や「皮は市販で具は手作りの餃子」といった選択肢が上位にあがっています。このように、最近の料理は手間をかけずに美味しさを追求する傾向にシフトしてきているようです。

一方で、カップ麺にお湯を注ぐことや、冷凍食品を温めることを「料理」とみなす回答は少なく、料理に対する意義や意識がうかがえます。

料理にかける時間はどれくらい？

晩ごはん作りにかける時間についての調査では、30分以内に作るという人が40％以上を占めています。特に男性の方がその割合が高く、効率を重視する傾向が感じられます。また、ほとんどレシピを見ずに料理をする方も5割を超える結果となっており、自由な発想で料理を楽しむ余裕を持っている人も多いです。

料理に関する悩み事

一方で、料理をする際に抱える困りごとはいくつかあります。「レパートリーが少ない」との闘いは41.4％の人が感じており、特に女性においてその割合が顕著です。また、「メニューが決まらない」や「毎日料理をしなければならない」といったストレスも多くの女性に共通する悩みです。家庭や育児を担う女性には、料理の負担が日常の中で特に大きな課題となっているようです。