WHO協力センター報告
2025-07-31 14:56:19

WHO協力センターの2024年度活動報告を公開しました!

WHO協力センターの2024年度年次報告書公開



国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所は、2024年度における事業実績や取り組みをまとめた「年次報告書」を発表しました。この報告書は、私たちの活動内容を理解していただくための貴重な資料です。

WHO協力センターとは?


WHO協力センター(WHOCC)は、世界保健機関(WHO)との協力のもとで、各国の栄養政策や戦略を支援する機関です。当研究所は、2022年から2026年にかけて3期目の指定を受けており、栄養と身体活動に関連する重要な活動を行っています。特に、私たちは地域の栄養目標に向け、持続可能で健康的な食事を推進するための技術提供を行っています。

2024年度の主な事業内容


年次報告書では、以下の2つの行動計画に基づいた活動が詳述されています。

1. 栄養についての国家政策支援
WHOの要請に応じ、各国へ栄養関連の政策立案や食品ガイドラインの技術支援を行っています。この活動を通じて、地域栄養と非感染性疾患の予防に貢献することを目指しています。

2. 栄養不良の二重負荷に対するモニタリング強化
栄養と身体活動のサーベイランス能力を向上させ、加盟国に向けて技術提供を行っています。この取り組みにより、栄養不良の防止と改善を図ります。

世界のWHO協力センターの現状


世界において栄養関連のWHO協力センターは24機関設置されており、西太平洋地域では4機関(中国、日本、オーストラリア各2機関)が存在しています。当研究所は、栄養と身体活動の両面において取り組んでいる東アジア唯一のWHO協力センターとして、地域社会に重要な役割を果たしています。

今後の展望


今後も、WHO西太平洋地域事務局と協力しながら、加盟国に対する研究者や政策立案者の能力強化に努め、新たな研究の発展と栄養不良の改善を目指していきます。

本年次報告書は、広く市民や関係者が私たちの活動を理解し応援する一助となることを目的に作成されました。ぜひ、多くの方々にご一読いただきたく思います。

この報告書は英語版も併せて掲載されているので、国際的な視点からもご覧いただけます。

おわりに


ぜひ、以下のリンクから年次報告書をご覧ください。
栄養と身体活動に関するWHO協力センター | 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
私たちの活動が、皆様の健康維持と生活の質向上に貢献できるよう、引き続き努力してまいります。


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