学生たちの情熱と地域資源を活かした『FUJITSUKA化粧水』
学生たちが地域の宝物である温泉水を用いて、化粧水を開発するというユニークなプロジェクトが宮城県仙台市で実現しました。その名も『FUJITSUKA化粧水』。この取り組みは、地域復興への思いを形にしたまさに“地産地消”の成果です。
学生主体のプロジェクト
このプロジェクトは、宮城県在住の大学生たちが中心となってゼロから企画し、約2年かけて開発を行ってきました。地域活性化への強い意志を持つ学生たちが、藤塚の湯の温泉水を利用することを決め、地元に密着した活動を進めています。彼らは、温泉水の可能性を模索しつつ、スキンケアや化粧品、特に化粧水に興味を示すようになり、2023年1月にアクアイグニス仙台のプログラムに参加したことがきっかけで本プロジェクトが始動しました。
学生チームは、藤塚地区を何度も訪れ、現地でアンケート調査を行いながら製品コンセプトを詰めていきました。多くの意見を取り入れ、温泉水を活かした特別な化粧水を届けるという目標に向かって、試作や改良を重ね、ついに製品化に到達しました。
地域資源を生かした成分
『FUJITSUKA化粧水』の最大の魅力は、宮城県仙台市若林区藤塚地区の温泉水を100%使用している点です。この化粧水は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉の組み合わせからなる「藤塚の湯」の泉質を最大限に活かしており、肌をしっとりと保湿する効果が期待できます。さらに、高保湿成分として「米もろみ粕エキス」を配合。これはオーガニック玄米を利用したもので、アミノ酸やセラミドを豊富に含むため、肌に潤いを与えながらエイジングケアにも貢献します。
また、この製品は無香料・無着色・アルコールフリー。全てが自然由来の成分で構成されており、肌に優しいため、敏感肌の方でも安心してお使いいただけます。
環境にも配慮した商品
『FUJITSUKA化粧水』は、化粧品業界の持続可能性への関心の高まりを反映しています。商品のボトルにはバイオマスPETを使用し、環境に優しい製品を提供することに力を入れています。これは宮城県の震災後、地域再生のシンボルとしての意味も持っており、地域資源を活用したサステナブルなものづくりを実現しています。
今後の展望と発売イベント
発売に向けて、学生たちはクラウドファンディングの実施とECサイトの展開を計画しています。これにより、震災からの復興を目指す地域が全国にその存在をアピールし、東北全体の活性化に寄与することを目指しています。また、発売同時に即売会も開催予定で、実際に商品を体験できるイベントを用意しています。学生たち自身が動かすこのイベントは、商品の魅力を伝えるだけでなく、地域そして温泉の恵みにも触れてもらえる絶好の機会です。
商品情報
- - 製品名: FUJITSUKA化粧水
- - 内容量: 150mL
- - 主要成分: 温泉水、米もろみ粕エキス、ビタミンC誘導体、セラミド
- - 価格: 1,500円(税込)
- - 特徴: 温泉水100%使用、無香料無着色・アルコールフリー、全成分天然由来
学生たちの努力と地域への想いを込めた『FUJITSUKA化粧水』。この商品が、多くの女性たちの肌を美しく輝かせる日を心待ちにしています。