心を包み込むエッセンス、ミラーハリスの「メロディ」新登場

新たな香り「メロディ」誕生

英国のラグジュアリーフレグランスブランド、ミラーハリスが、その「ストーリーズコレクション」に新しい香り「メロディオーデパルファム」を追加しました。この新作は、ロンドンを舞台にした作家ケイレブ・アズマー・ネルソンの小説『オープン・ウォーター』からインスパイアを受けています。香りの中には、愛と憧れの感情が余韻を残し、エレガントなフローラルムスクの香調が現代的に表現されています。

ミラーハリスは、コンテンポラリーなアプローチを大切にし、ロンドンのカラフルで多様な文化、革新性を反映するフレグランスを展開しています。その「メロディ」は、挑戦したり、愛やロマンスを追求し続ける人々へのラブレターのような存在です。このフレグランスは、恋人の記憶がふとした瞬間に蘇るかのような、儚い情景を香りで再現しています。

「メロディ」は、ホワイトムスクやローズダマセナアブソリュート、ブラックカラントの香りがバランスよく調和し、まるでその人に優しく包み込まれるような感触を与えてくれます。詩的なインスピレーションを受けたこの香りは、特に著名な調香師シドニー・ランセスールの手によって生み出されました。彼女は、「ムスクが持つ包み込むような香りが、他の要素を柔らかくまとめている」と語り、香りの中に程よいバランスと心地よさをもたらしています。

「メロディ」は、持続可能な素材を重視して作られており、天然の原料に加え、サステナブルなアプローチを持つアップサイクル素材を使用しています。これによって、エシカルで責任のある香水製造を体現しており、心地よさや親密さをもたらす香りを実現しています。香りがはじけるように立ち上がるブラックカラントやベルガモットがもたらすフレッシュな印象から、親密な香りを演出するローズアブソリュートとラベンダーへとフェードイン。香りの深みにはセイロンティーが加わり、ホワイトムスクとカシミアウッド、そしてほんのりバニラが温かい抱擁を作り出します。

最後にシダーウッドが全体を落ち着かせつつ、香りの余韻を残し、「メロディ」が描くのは美しさとほろ苦さが交差する瞬間。現在、ファインフレグランスの世界で急成長を遂げているフローラルムスクの潮流に乗ったこの香りは、現代の「スキンセント」フレグランスとして心地よさを生み出す重要な役割を果たしています。

「メロディ」は、愛や失恋、切望といった感情を描くネイティブな物語からインスパイアを受けています。ネルソンの作品に共鳴し、ミラーハリスのCCOアレックス・オプレーは、「彼の小説は、フレグランスの芸術性と深く結びつき、心に残る瞬間を捉えています」と述べています。バーで出会った二人の若者の恋の物語を記事本文に持つ『オープン・ウォーター』では、愛が持つ癒しの力を敬い、現代の感情と文化を反映させました。恋人との触れ合いの中で生まれる香りの記憶を大切にしたこの作品は、感情の深さをも香りから感じることができます。

「メロディ」のボトルは、その詩的な流れやフレグランスの本質をフォルムに落とし込み、モダンでありながらその奥深さを示しています。改めて、この新しい香りを満喫する時が楽しみですね。なお、ミラーハリスメロディオーデパルファムは、100mlで税込価格33,990円、2025年5月28日に全国発売予定です。さらに、5月21日から伊勢丹新宿店で先行発売を行います。

この香りが持つ特別な瞬間を体感し、ぜひ自分の物語をこのフレグランスで彩ってみてください。