靴下リサイクルの新時代
2026-01-21 13:24:24

次世代リサイクル!使用済み靴下を環境に優しい素材へ変革するプロジェクト

環境に優しい革新!Bioworksの靴下リサイクルプロジェクト



私たちの生活に欠かせない衣類の中でも、特に消耗品として位置付けられる靴下や下着。これらは頻繁に購入され、使用されるものの、リサイクルが進んでいないのが実情です。Bioworks株式会社(京都府相楽郡)は、その問題を解決すべく、次世代合成繊維「PlaX」を使用した使用済み靴下のケミカルリサイクル技術を開発し、実証実験を行いました。

取り組みの背景



環境省の調査によると、衣料品のリサイクル率は全体で1%未満。その中でも靴下や下着は非常にリユースされづらい商品として明らかになっています。約9割が廃棄されており、これに対しBioworksの調査でも約1割程度のものしかリユースされていない結果となりました。この現状を踏まえ、同社は靴下をリサイクルの対象に選び、再利用可能な新たなビジネスモデルを模索しました。

実証実験の概要



Bioworksは、名古屋市のグラックジャパンと協力し、都内でこちらの靴下を多数の消費者や事業者に配布。その後、使用済みの靴下を回収し、ケミカルリサイクルの実験を行いました。このプロジェクトでは、消費者から集めた靴下を使い、汚れがあってもポリ乳酸に再生できるかどうかを検証しました。

靴下の素材は綿58%、ポリ乳酸(PlaX)23%、ナイロン11%、ポリエステル6%、ポリウレタン2%という配合で、使用後は回収袋に入れ、市場に流通した靴下として再利用可能性に向けての第一歩となりました。

ケミカルリサイクルの成果



今回の実験で発見されたのは、使用済みの靴下から高純度で高品質な再資源化素材を作り出せることです。LCA分析では、そのリサイクル素材を使った靴下が通常のバージン原料靴下と比べて、約9%のCO2削減効果を見込むことができるとされています。さらに、リサイクルプラスチック短繊維は既存のものと比べて約80%のCO2排出量削減が見込まれています。

参加者の反応



実証実験の参加者にはアンケートを取ることで、彼らの心理的な障壁についても調査しました。靴下の回収に対して「不安や不快感を感じない」と答えた人は70.8%であり、また回収プロセスの手間についても70.8%が「手間を感じなかった」と回答しました。この結果は、工夫された回収プロセスの成果といえるでしょう。

今後の展望



Bioworksは、この実証で得られた知見を基に持続可能なリサイクルモデルを確立し、さらなる循環型ビジネスモデルを推進していく考えです。次回は、肌着や下着などにも取り組み、さらなるリサイクル促進を目指す予定です。しかし、消費者の心理的な阻害要因も無視できず、今後の対応が重要です。

「PlaX」の特徴を生かし、環境負荷を減らしながら服飾業界の未来を開いていくBioworksの今後に、ぜひ注目していきましょう。


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