氷川きよしの圧巻ライブ、名義は「KIINA.」
氷川きよし(KIINA.)は昨年11月にリリースしたポップスアルバム『KIINA.』を記念して、6月19日に東京のEX THEATER ROPPONGI、24日に大阪・なんばHatchで、計4公演という待望のライブを開催しました。約5年ぶりとなるこのポップスライブでは、アルバムからの楽曲を中心にこれまでの作品を交え、様々なスタイルで20曲が披露されました。
オープニング映像は氷川きよしの新たな一面を感じさせるもので、ジャケットの後ろ向きの女性が振り返るシーンから始まります。視覚的なインパクトが強く、宇宙や地球、生命そのものの象徴が登場し、氷川の「KIINA.」への想いを強く感じるものでした。特に注目されたのは、このオープニングで流れた「魔法にかけられた少女」MVの逆再生映像。心の叫びをファンに届けます。
1曲目は「魔法にかけられた少女」で、鮮やかな赤と黒のドレスを身にまとったKIINA.の歌声が会場全体を包みました。「薔薇 VOLCANO」では、自由にエネルギッシュなパフォーマンスにより観客が一体となり、彼女のメッセージが伝わりました。「デキヤシナイ」と「Jeanne d'Arc~聖女の微笑み~」では、ダンサーたちが赤い布で演出を加え、まさにビジュアルと音楽の一体感を楽しむひとときが続きました。
続いて、KIINA.は檻の中から登場し「確信」を歌い上げます。彼女の力強く、時には妖艶さも感じさせる歌声に、客席からは拍手が送られました。「ラ・マスカレイド」では、エモーショナルな表現が際立ち、さらに「雷鳴」と続きます。この曲はゲーム『信長の野望・新生』のエンディングテーマで、観客との掛け合いが印象的でした。中盤では、KIINA.自身の思い出を元にした「はじまり」を披露し、観客の心を打ちました。その後、ジャズのリズムに乗せた「This is Love」が聴く者の心を包み込むように歌われ、魅了します。
「白睡蓮」のアコースティックバージョンでは、深い思いを語り掛けるような歌声が響き、胸に迫るものがありました。「暴れ海峡」では、KIINA.独自のスタイル「ネオ演歌」を披露し、観客の期待に応えます。続く「BE THE LIGHT」では、葛藤を描いた英語詞が心に響き、オリジナルの「自鳴琴」は、彼女だけが表現できる激しい構成で歌われました。
クライマックスへ向けて、色鮮やかなレオパード柄の衣装に着替えたKIINA.は「Party of Monsters」と「限界突破×サバイバー」をパフォーマンスし、観客は一体となって盛り上がります。アンコールでは、「ハニカムシステム」をラフなスタイルで歌った後、初のポップアルバム収録の「キニシナイ」が続き、彼女のメッセージが再確認されます。
最終的には、「勇気をあげたい」と伝えながら「命の約束~16436日」を歌い上げました。ラストには観客一人一人に向けた感謝の気持ちを伝え、「命ある限り、歌い続けます」とメッセージを送りました。2時間にわたったライブは、感動的で笑いに包まれ、氷川きよしの情熱が会場全体に広がりました。
今後は、2026年からの「氷川きよしコンサートツアー2026-27〜KIINA’S LAND 2〜」が控えており、ファンとの新たな出会いと盛り上がりを楽しみにしています。