こんにゃく革命!グルテンフリーの缶詰うどんが防災食に新風を吹き込む
防災食に新たな風を呼び込む、「NINZIA BOSAI うどん」がついに登場です。株式会社NINZIAが、完全植物性かつグルテンフリーの缶詰うどんを開発。大阪・関西万博ではそのプロトタイプが世界初公開され、多くの注目を集めました。これはただの防災食ではありません。日常でも楽しめる味を追求した、未来の食のかたちです。
開発の背景:防災食とSDGsとの結びつき
近年、SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みが重要視されていますが、一方で自治体の備蓄食品の約4分の1が消費期限切れとなり、廃棄されるという問題も抱えています。「隠れ食品ロス」と呼ばれるこの課題に対して、企業や団体は「ローリングストック」と呼ばれる在庫管理方法を取り入れていますが、それでも十分に解決できていません。
そこでNINZIAは、完全植物性のうどんを開発し、常温で保存可能な一品を提供することによって、普段の食事から積極的に消費してもらうことを目指しました。
NINZIA BOSAI うどんの特長
のびない麺
特筆すべきは、NINZIAが独自に開発した「のびない麺」。これは、蒟蒻由来の食物繊維と、テクスチャエンジニアリング技術によるものです。缶詰という特性上、高温高圧の加工にも耐えるこの麺は、白滝とは異なり、米粉の風味を残しつつ、うどんらしい歯ごたえを持っています。
完全植物性のスープ
関西風のうどん出汁も、この製品の魅力の一つです。幸海ヒーローズの持つサステナブルな昆布と、不二製油が提供する植物性ダシ「MIRA-Dashi®」を使って動物性素材一切なしのスープを実現しました。これにより、普段使いにも耐える濃厚な味わいを持つ防災食としての価値が高まっています。
グルテンフリー
NINZIAの技術により、小麦不使用の麺が実現しました。グルテンを使わずとも、しっかりとしたつながりを持つこの麺は、多くの方に安心して楽しんでもらえる素材となっています。
共同開発チームの紹介
この革新的なうどんは、NINZIAの他にも、不二製油株式会社や幸海ヒーローズといった企業の協力によって生まれました。
- - NINZIA:テクスチャエンジニアリングに特化した企業で、こんにゃくの特性を生かした食材の開発に取り組んでいます。
- - 不二製油株式会社:70年以上の歴史を持つ植物性素材の研究開発のリーダー。動物性素材を使わずに満足感を得る技術が特徴です。
- - 幸海ヒーローズ:環境に優しい養殖方法で知られる昆布専門の企業で、持続可能性を重視しています。
このように、NINZIA BOSAI うどんは、ただの防災食にとどまらず、持続可能なライフスタイルにも貢献する次世代の選択肢です。未来の食の形を手に入れるためにも、ぜひ皆さんもこの機会に味わってみてはいかがでしょうか?