20周年の集大成！新たな甲州ワインの魅力に迫る

甲州ワインの新たな幕開け

2004年に誕生した「シャトー・メルシャン甲州きいろ香」は、日本の地域特有のブドウ品種である「甲州」を使った新しいワインとして、多くの人に衝撃を与えました。そして今年、20周年を迎えるにあたり、特別なワイン「シャトー・メルシャン甲州きいろ香アン・オマージュ・ア・タカ 2024」が6月17日に全国発売されます。このワインは、2004年のオリジナルを基に、さらに魅力を引き出したスペシャル・キュヴェです。

甲州ワインの歴史と進化

「甲州」は、日本のワイン業界において長い間、個性が薄いとされていました。特に2000年代初めには、その栽培面積と収穫量が半減するなど、厳しい状況にありました。しかし、メルシャンが2000年に始めた「甲州プロジェクト」により、その潜在的な魅力を引き出す努力がスタート。それが2004年に結実し、「甲州きいろ香」が誕生しました。ボルドー第二大学との共同研究によって見つけた柑橘の香りは、たちまち高評価を受け、世界中に「甲州ワイン」の名を広めました。

新作ワインの特徴と味わい

「アン・オマージュ・ア・タカ 2024」は、故富永博士に捧げられた特別なワインで、彼の指導の下で得た香りの絶妙なバランスを楽しむことができます。このワインは、グレープフルーツのような柑橘香と、カボスやスダチを思わせる和柑橘の香りが特徴で、豊かな酸と共に口に広がります。飲むたびに新たな発見があり、その深い味わいはワイン愛好家にとってたまらない一杯となるでしょう。

デザインへのこだわり

パッケージのデザインには20周年を祝う特別な思いが込められています。ワインの背後にある人々の情熱と努力が感じられるもので、研究に深く関わった故富永博士をモデルにした絵本からインスパイアされました。また、博士の残したメッセージもラベルに記載されており、それがさらなる感動を呼び起こします。

ワイン業界の未来に向けて

メルシャンのゼネラル・マネージャーである小林弘憲氏は、20年の進化を振り返りながら、甲州ワインの魅力を次世代に残していくことへの責任感を表明しています。サイエンスとアートが融合したこのワインは、ただのプロダクトではなく、今後のワイン造りの哲学を示すものでもあります。これからも甲州ワインの魅力を発信し続け、さらなる市場の活性化を目指していくことでしょう。

発売情報とまとめ

「シャトー・メルシャン甲州きいろ香アン・オマージュ・ア・タカ 2024」は、6月17日から全国の飲食店やオンラインショップ「WINE&DOORS」で購入可能です。ワインの魅力を再確認し、日本のワイン文化を大いに楽しむ機会を逃さないようにしましょう。20年の歩みを経て、更なる進化を遂げた「甲州きいろ香」は、今もなお新しい魅力を私たちに提供してくれています。