栗山米菓の新たな挑戦
新潟県の米菓メーカーとして知られる栗山米菓が、女性活躍推進において大きな成果を上げました。この度、女性活躍推進法に基づく最高位の「えるぼし(3段階目)」および「Ni-fulゴールド認定」を取得したのです。この取り組みは、企業としての責任を果たすだけでなく、地域社会や女性の未来に対する重要な貢献でもあります。
えるぼし認定とは
「えるぼし」認定制度は、厚生労働省が女性の活躍推進に関して高い評価を与えるための基準です。栗山米菓は、採用や継続就業、労働時間、管理職の比率、多様なキャリアコースなど5つの評価項目で全ての基準をクリアし、最高位の認定を受けました。特に注目すべきは、女性の採用割合が50.5%に達し、産業平均を大きく上回っている点です。
栗山米菓の取り組み
栗山米菓では、働く女性を支援するために様々な制度を導入しています。「働く女性応援パッケージ」や柔軟な勤務制度がその一環です。さらに育児休業の取得率も男女ともに100%を達成しており、復帰率の向上も見込まれています。これにより、仕事と家庭の両立がしやすい環境が整備されています。
継続就業の支援
男女の平均継続勤務年数も注目されています。女性は13.62年、男性は12.86年と、長く働き続けられる職場環境が実現されています。多様なキャリアコースを提供することで、社員一人ひとりが自分の適性に合ったキャリアを築くことが可能となっています。
Ni-fulゴールド認定について
新潟県の「Ni-ful(ニーフル)」制度は、働き方の多様化や仕事と家庭の両立を促進する取り組みを行う企業を認定するものです。栗山米菓は、育児休業取得率、働きがいの向上、時間外労働の削減など複数の評価項目で高い基準を満たし、ゴールド認定を受けました。
福利厚生の充実
特に顕著な成果は、育児休業制度の整備です。2023年度より、男女ともに育児休業の取得率を100%に保ち、復帰率も同様に100%です。さらに、短時間勤務制度や有給休暇なども充実しており、柔軟な働き方が可能です。これらの取り組みにより、職場での働きがいと職業生活の充実が向上しています。
管理職における女性の登用
栗山米菓では、管理職に占める女性の割合も8.0%と、産業平均の7.2%を上回っています。これは、女性がリーダーシップを取る機会が多く増えていることを示しており、企業文化としても多様性とインクルージョンの精神が根付いていることがうかがえます。
代表者のコメント
この成果に対する担当者の山崎真季さんは、「性別、年齢、国籍を問わず、全ての社員が安心して働ける職場を目指す取り組みが評価された」と語ります。今後も、栗山米菓では全ての社員が自分らしく活躍できる環境を整えていくとしています。
会社概要
栗山米菓は、1949年に設立され、新潟県新潟市に本社を置く米菓メーカーです。「ばかうけ」「瀬戸しお」「星たべよ」などの人気商品を製造・販売しています。現在、社員数は約750名で、男女比もほぼ均等であり、活気に満ちた会社です。
結論
栗山米菓の明るい未来は、働く女性の支援によって築かれています。同社の取り組みは社員一人ひとりのキャリアを豊かにすると同時に、社会全体に貢献するものです。これからの発展に期待が寄せられています。