熊本城で夜の能を堪能！特別公演「楽」プロジェクトの詳細

熊本城で堪能する特別な夜の能

2025年11月11日（火）と12日（水）の二夜、熊本城の天守閣前広場にて「楽しむ能『楽』プロジェクト」が開催されます。日本三大名城の一つとされる熊本城の美しいライトアップを背景に、能楽の特別公演を楽しむ貴重な機会です。

熊本城の魅力

熊本城は慶長12年に加藤清正によって築かれ、400年以上の歴史を有する名城です。城の建設には最先端の技術と労力が費やされ、数々の歴史的人物がこの地に名を刻んできました。加藤清正や細川氏、さらには宮本武蔵など、歴史を彩る主人公たちの足跡が残るこの場所での能公演は、特別な体験となるでしょう。

特別公演「楽」プロジェクトについて

「楽しむ能『楽』プロジェクト」は、能楽協会が主催するイベントで、能の魅力を多くの人に知ってもらうことを目的としています。熊本城での公演は、ただの観賞だけでなく、家族や友人と共に楽しむひとときとしても最適です。この特別な二日間に、能楽の奥深い世界に触れるチャンスを見逃さないでください。

プログラム内容

11月11日（火）は、
1. 素囃子
2. 解説
3. 能「葵上」
- シテ（六条御息所ノ生霊）：狩野了一
- ツレ（巫女）：大島衣恵
詳細はこちら→ 葵上

11月12日（水）は、
1. 解説
2. 狂言「萩大名」
- シテ（大名）：山本東次郎
- アド（太郎冠者）：山本凜太郎
3. 半能「箙（えびら）」
- シテ（梶原源太景季）：狩野了一
- ワキ（旅僧）：村瀬慧
詳細はこちら→ 箙（えびら）

物語のあらすじ

能「葵上」は、光源氏の正妻が物の怪に襲われ、霊的な闘争を描く物語です。嫉妬に満ちた六条御息所の生霊が現れ、葵上に危害を加えようとしますが、祈祷によってその脅威を退ける後半の展開が魅力です。

また、半能「箙（えびら）」では、梶原源太の亡霊が現れ、戦いの美しさと和の心を讃えます。激しい戦闘の最中にあっても、梅の花を愛でる若武者の姿が印象的です。

チケット情報

チケットは全席自由で、価格は5,000円（税込）。公演は両日とも19時から始まり、18時30分から開場です。夜の公演が終わると、熊本城のライトアップされた景観が見ものとなります。チケットの購入は、カンフェティの公式サイトから簡単に行えます。

公演の詳細を確認したい方は、公式ホームページもぜひチェックしてください → 公式ホームページ

点灯された熊本城と共に特別な演目を楽しむこの機会をお見逃しなく。観る者の心を奪う、幻想的な夜のひとときをお楽しみください。