全国イヤホン実態調査で分かった地域別の音の文化とは

最近の調査により、全国各地でのイヤホンの使用傾向や音の文化が明らかになりました。これから新生活シーズンを迎えるにあたって、どのようにイヤホンは私たちの生活に根付いているのでしょうか。

調査を実施したのは、パナソニック株式会社。この調査では18歳から59歳の男女4,700人を対象に、各都道府県の音との関わり方や生活スタイルについて探りました。その結果、多くの興味深いトピックスが浮かび上がってきました。これからその内容をひも解いていきましょう。

【埼玉県が最多、4個以上のイヤホンを所有】

調査によれば、イヤホンを4個以上所有している人が最も多いのは埼玉県で14%と高い数字を記録しています。更に、全国の47都道府県中42の都道府県で、半数以上が2個以上のイヤホンを持っていることが分かりました。これは、状況に応じて使い分けられるニーズがあったり、機能やデザインで選ぶ人が増えていることを示唆しています。

【日常使いは「完全ワイヤレス」が主流】

日常的に使用されているイヤホンのタイプを見てみると、驚くことに「完全ワイヤレスイヤホン」が65.7%に達しています。これは、通勤や通学、中には運動時など、さまざまな場面でコードレスの利便性が求められる結果を反映しています。このことから、コードの煩わしさから解放されたスタイルが多くの人たちに受け入れられていることがうかがえます。

【長時間の使用時間が特定の地域に集中】

イヤホンを1日3時間以上装着する人が一番多いのは埼玉県と宮城県の2県です。一方で、あまり使用しない地域は徳島県や島根県で、その背後には移動手段や生活スタイルの違いが隠れています。特に島根県は自家用車移動が多く、イヤホンの装着時間が他の地域に比べて短いことが特徴です。

【音質第一、滋賀県】

音質を最も重視するという結果が挙がったのは滋賀県でした。39%の人が音質が良いことを理由にイヤホンを選んでいると答えています。また、音楽鑑賞を趣味にしている人が多く、音へのこだわりが強いことが伺えます。音楽を楽しむための強い情熱が、イヤホン選びにも反映されています。

【ストレスを感じる人も多い、オンライン会議中の音】

移動中にイヤホンを使った時にストレスを感じることがあると答えた人は52.9%に達しています。特にオンライン会議中や通話時に、相手の声が聞こえづらくなることは日常の悩みの一つ。これを解消するためには、ノイズキャンセリング機能を備えたモデルが必要です。

【イヤホンの使用目的は音楽が7割】

使用目的のトップは「音楽を聴く」で72.1%を占めています。エリア別に見ると、東京都や兵庫県ではオンライン会議や通話が重要な使用方法として挙げられました。特に都市部では、仕事での使用が多いことが見逃せません。

【プレゼントとしてのイヤホン、宮城県が特に多い】

興味深いことに、宮城県の人々は全国で最もイヤホンをプレゼントした経験が多いことが明らかになりました。3人に1人がプレゼントしたことがあるという結果に、誕生日や入学祝いといったシーンで人気があるようです。

【新生活に向けたイヤホンの需要】

新生活を目前に控え、イヤホンの需要が高まることが予想されます。特に完全ワイヤレスイヤホンは、通勤通学の必需品となっており、生活の質を向上させるアイテムとして重要性が増しています。それに合わせ、自分用に買うだけでなく、プレゼントとしても人気があるため、注目が集まるジャンルと言えるでしょう。

これからの生活をより快適に満喫するため、最新の完全ワイヤレスイヤホンを検討してみるのはいかがでしょうか。音質やデザイン、機能性の面で多くの選択肢があり、自分に合ったイヤホンがきっと見つかるはずです。