八天堂ファームが「ノウフク・アワード2024」で準グランプリを受賞
日本の農業と福祉が連携した「農福連携」への貢献が評価され、株式会社八天堂ファームが「ノウフク・アワード2024」にて準グランプリを受賞しました。このアワードは、農林水産業と福祉分野の協力を促進し、様々な人々が農業で活躍することを表彰するもので、八天堂ファームにとっては2022年に続く2回目の受賞となります。2025年1月22日には東京都内で表彰式が行われ、そこでの栄誉を称賛されました。
八天堂ファームは、農業を通じた自立支援のモデルケースとして、地域社会に新しい価値を提供しています。それぞれの取り組みは、障がい者や生活困窮者を支援し、さらに持続可能な利益循環モデルを構築することを目指しています。特に評価された具体的な活動としては、次の3つが挙げられます。
1.
耕作放棄地の有効活用:障がい者を含む生活困窮者が自立できるよう、放棄された土地を利用して果樹を栽培しています。この取り組みは、地域内での雇用機会を生み出し、その成果を直接受ける人々の生活改善に寄与しています。
2.
農福コンソーシアムの設立:八天堂ファームは、地域の農業と福祉をつなぐ「農福コンソーシアムひろしま」を立ち上げ、様々な商品開発や販路開拓に取り組んでいます。このネットワークを通じて、地域の農産物をより広い市場に提供し、多彩な人材の活躍の場を増やしています。
3.
商工農福連携の構築:持続可能な利益循環構造を作り上げるため、八天堂や他の企業と連携しながら、農業の発展と経済的安定を図っています。障がい者の雇用確保はもちろん、地域全体の活性化にもつながる重要な活動です。
八天堂ファームの代表取締役である林義之さんは、受賞に際して次のように述べています。「農を通じて地域の課題解決に寄与することは、私たちの使命です。これからも多くの人に喜んでもらえる商品を作り、より多くの人が自立できる環境を提供していきたいと思います。」
八天堂ファーム自体は2022年に設立されて以来、持続可能なビジネスの在り方を模索してきました。今後も、農福連携の先駆者として、より多くの活動を展開していくことでしょう。その魅力的なモデルは全国へと広がりを見せ、地域社会の希望と成長を支える存在となることが期待されています。
詳しくは、八天堂ファームの公式サイト(https://hattendofarm.co.jp/)をご覧ください。
このような企業の取り組みは、私たちの日常生活や社会全体にも良い影響を与えていくことでしょう。今後の活動にも注目していきたいですね。