エキゾチックレザーのパイオニア、東洋皮革への注目
日本で唯一のエキゾチックレザー専門タンナー企業、東洋皮革株式会社。今回、この特別な革の魅力や扱いの難しさ、さらにその職人技が生み出す商品について迫ります。斉京照二社長が語る、革に込める思いやこだわりを知ることで、あなたも一生物の相棒を見つけたくなるかもしれません。
エキゾチックレザーとは
エキゾチックレザーは、ワニやヘビ、オーストリッチなどから作られる革で、その特徴は、同じ模様が存在しないことです。これにより、それぞれの製品は「唯一無二」となり、圧倒的な存在感と個性を兼ね備えています。さらに、見た目は華やかでも、質感はエレガント。どんなスタイルにも合わせやすいのが魅力です。
東洋皮革の職人技
1941年に設立され、現在は3代目の斉京照二社長のもとで歴史を刻んできた東洋皮革。彼の言葉にあるように、「それぞれに最適な皮革をご提案すること」を大切にしています。お客様からのリクエストに対する丁寧なヒアリングから、手作業で行う下処理まで、熟練した職人たちが手掛ける一つ一つの工程があります。
特に注目すべきは、革の2次加工における独自性です。生き物の皮はそれぞれ異なる個性やストーリーを持っており、それを理解することで革に中身を与えることができます。独特な仕上がりは、他の工場では真似できない特性です。
エキゾチックレザーの取り扱いの難しさ
エキゾチックレザーは、供給が少ないだけでなく、国際取引でも厳しい規制があります。ワシントン条約に基づく規制の下、原材皮の輸入や加工後の輸出には専門的な知識と手続きが必要です。これに伴う複雑な手続きは、多くの企業には難関です。しかし、東洋皮革はこの道を熟知しており、専門スタッフが万全を期しているため安心して取引が行えます。
足立ブランドとしての認定
2013年「足立ブランド企業」に認定された東洋皮革。これは皮革産業が地域の地場産業として評価されたことを意味します。この認定によって、地元の産業をさらに発展させる機会が広がりました。特に、2019年のAKASHIYAとのコラボレーションは注目を集め、独自のデザインと革の魅力を融合した製品が市場で話題となりました。
未来への展望
今後、東洋皮革は「皮革製造コンサルティング」を全国的に展開する計画です。さまざまな企業と連携して、エキゾチックレザーの専門知識やノウハウを共有していくことで、地域全体の産業を活性化させることを目指しています。特に今後の展開に期待が高まる中、東洋皮革の存在はますます重要になるでしょう。
エキゾチックレザーの魅力を広めよう
エキゾチックレザーの持つ魅力や技術を広め、多くの人々にその価値を伝える活動を進めたいと考える斉京社長。その情熱と思いを感じることで、あなたもエキゾチックレザーの虜になること間違いなしです。これからも目が離せない東洋皮革の活動から目を離さないでください。