紙布のバッグブランド、HIROSHIMA SHIFUが国際舞台で輝く。
日本の伝統素材である「紙布(しふ)」を使用したバッグブランド、HIROSHIMA SHIFUが、2025年5月にフランス・カンヌで開催される国際ファッションイベント「It’s Like Art Fashion Show」に出展することが決まりました。このイベントには世界中のバイヤーやメディアが集結し、日本の豊かな文化と職人の技術が発信されます。
紙布とは?
紙布は、和紙を撚り合わせて糸にし、織り上げた日本独自の伝統織物です。その起源は400年以上前にさかのぼり、現在では世界にたった2社の工場で生産されています。HIROSHIMA SHIFUでは、この貴重な素材に高級レザーを組み合わせ、熟練の職人が手作りで仕立てています。
紙布バッグの魅力
HIROSHIMA SHIFUのバッグは非常にしなやかで軽量ながら、驚くほどの耐久性を誇ります。その美しさは和装からカジュアルなスタイルまで、さまざまなファッションに調和し、特別な存在感を放ちます。それぞれのバッグは、持ち主の個性を引き立てる独自のデザインとなっており、多くのシーンで活躍できるアイテムです。また、2023年に開催されたG7広島サミットにインスパイアされたモデル(価格:88,000円・税込)も用意されており、女性の首脳陣をイメージした上品で可憐なデザインが人気を集めています。
カンヌへの挑戦
「It’s Like Art Fashion Show」は、アートとファッションを融合させた国際的なイベントで、HIROSHIMA SHIFUのデザイナーは『世界の若手デザイナー50人』に選ばれました。この舞台に立つことで、日本の伝統的な技術と美を世界に印象づけることを目指しています。
イベント情報
- - 開催日程: 2025年5月23日(金)〜25日(日)
- - 開催場所: Pullman Cannes Mandelieu Royal Casino(フランス・カンヌ)
- - 主催: Groupe Reich’Art
- - 内容: ファッションショー、ポップアップ展示、授賞式など
- - 参加デザイナー数: 約50名(世界各国から選出)
- - HIROSHIMA SHIFUの出演日: 2025年5月25日(日)
伝統を超えて
HIROSHIMA SHIFUは、減少する一方の紙布を現代のライフスタイルに合ったバッグとして進化させることに挑戦してきました。シンプルで洗練されたデザインは、フォーマルな場面でもカジュアルな日常でも使えるように配慮されています。また、紙布とレザーの組み合わせによって、軽さと高級感が両立しています。軽いバッグはカジュアルすぎる印象を与えがちですが、紙布の上質な質感は「きちんと感」を保ち、ビジネスシーンでも利用できます。
さらに、HIROSHIMA SHIFUは紙布の耐久性を3年以上にわたって検証し、通常の紙製品とは異なり、濡れても破れないうえ、本革にも匹敵する耐久性を持つことを実証しました。このような革新により、HIROSHIMA SHIFUのバッグは伝統と現代のニーズの架け橋として認められ、今後の展開に期待が寄せられています。
日本の伝統と革新の可能性を示すことを目指し、HIROSHIMA SHIFUは世界の舞台でその美しさを発信し続けます。彼らの挑戦が、どのような新しい物語を紡ぐのか、今後の動向が楽しみです。
ブランドの詳細