新しいファッションの形！着物を再解釈したアップサイクルブランド誕生

着物を現代風に再構築！「HOUSE of MATOI」の魅力

ファッション業界に新たな風が吹き込まれました。株式会社ワサビによって立ち上げられたハイエンドアップサイクルブランド、「HOUSE of MATOI」が、その一例です。このブランドは、古くから日本の文化として大切にされてきた着物素材に目を向け、その魅力を現代的な感性で再解釈しています。

アップサイクルの魅力とは？

アップサイクルとは、廃棄物や不要なものを活用し、新たな価値を持つ製品に生まれ変わらせることを指します。「HOUSE of MATOI」では、着物の背後にあるさまざまな物語や文化を読み解くことから始め、デザイナーたちがその特徴を最大限に引き出すよう努めています。

着物が持つ独自の模様や質感、そして制作された背景には、多くの歴史やストーリーが潜んでいます。これらは、ただの布ではなく、次代に受け継ぐべき文化の一部であるという考え方が根底にあります。

バングラデシュとの共創

「HOUSE of MATOI」のものづくりは、バングラデシュのパートナー工房と密に連携することによって実現されています。この国は、縫製業が盛んであり、フェアトレードの理念を重視した生産体制を築いています。ワサビは、安定した賃金や安全な労働環境を確保し、地元の技術や文化を尊重しながら製品を生み出すことを目指しています。

このように、国を越えた協力を通じて人々や文化が循環していく様子は、持続可能なファッションへの道を切り開く取り組みとも言えます。

なぜワサビはこのブランドを手がけるのか

株式会社ワサビがなぜ「HOUSE of MATOI」を創出したのか。それは創業者の大久保がリユース品の流通を通じて感じた、環境への影響からの考えです。大量に新しい製品を作ることが地球に与える負担を痛感し、一方で美しい着物が多く眠っている現状に心を痛めました。これらの着物は、次世代に受け継がれ、かつての文化を活かす方法で生涯価値を持たせるべきだと考えたのです。

商品のご紹介

現在、「HOUSE of MATOI」はいくつかのファッションアイテムを展開しています。

- 黒留袖と松皮菱模様の和モダンスカート 価格：132,000円（税込）
- 華やか絞り染めの格調高い和パンツ 価格：132,000円（税込）
- 霞模様の黒袖モードコート 価格：176,000円（税込）

これらの商品は公式オンラインストアで販売され、2023年2月中旬から順次発送が予定されています。ぜひ、現代的なデザインに感謝の気持ちを込めた文化的なアイテムを手に取ってみてください。

公式オンラインサイトはこちら

未来を見据えた「WASABI SWITCH」

また、株式会社ワサビは「WASABI SWITCH」の導入を通じて、リユース事業者向けの内容を提供するカンファレンスを開催することも決定しています。参加者は、最新の情報を得られたり、他の企業とのネットワーキングができる貴重な機会になるでしょう。

おわりに

持続可能なファッションの未来を模索する上で、「HOUSE of MATOI」は一つの大きなステップとなるでしょう。古くからの文化と現代のデザインが交わることで、新しい価値を生み出し、環境に優しい選択肢を提供しています。私たちのファッションを通じた文化の再生は、今後ますます重要なテーマとなっていくことでしょう。