新たなファッションの形『Sui(スイ)』
最近、ファッションの世界では、性別を超えた自己表現が注目を集めています。そしてこの度、そんな風潮を受けて新たに誕生したブランド『Sui(スイ)』が、注目を集めています。彼らが最初に展開したアイテムは、性別に関わらず着用できるネクタイ。これにより、ファッションがもたらす自己表現の幅を広げることを目指しています。
固定観念に挑む
ブランドの代表である金子美緒さんは、オーダースーツ店のフィッターとしての経験を活かし、スーツを選びたいが、性別や体型にとらわれるお客様の背中を押してきました。彼女はこの仕事を通じて、数々の本音を耳にすることがありました。「女性なのにネクタイをつけるなんて」といった視線や、「男性にふさわしいデザイン」が優先される場面でのもどかしさなど。こうした声を聞くたびに、私たちが無意識のうちに抱える固定観念がどれほど個人の選択を制限しているかを痛感しました。
金子さん自身も「女性なのに?」という視線にさらされた経験があり、心理的な壁が様々な面での挑戦を妨げることを実感していました。そこで彼女が掲げるのが、「ファッションは自己表現の最も身近な手段である」という考え方です。自分を制限する固定観念による影響が強くなると、その人らしさが失われてしまう恐れがあると金子さんは語ります。
自分らしく生きるために
この思いから生まれた第一弾のアイテムがネクタイです。これを「自分らしく生きる意志の象徴」として提案しています。『Sui』は、誰もが「私は私でいい」と思える社会の実現をファッションの力で切り拓くことを目指しています。今後の展開としては、「ジェンダー×ファッション」というテーマで、教育現場でのLGBTQ理解の促進や、ウェディング業界における同性婚の衣装選択の自由など、さまざまな社会的な課題にアプローチしていく計画もあるそうです。
クラウドファンディングの支持
『Sui』は、9月1日からクラウドファンディングを通じてネクタイの先行販売を開始しました。支援者の皆さんとともに、性別の枠を超えた新しいファッションの形を提案し、社会に変化をもたらす第一歩とするのが目的です。詳細は、以下のリンクからご確認いただけます。
クラウドファンディングページはこちら
最後に
『Sui(スイ)』の未来は明るいと思います。彼らの挑戦が多くの人々に共感を呼び起こし、固定観念から解放された自由なファッションが広がることを期待しています。私たち一人一人が、自分らしいスタイルを持ち、自己表現ができる世界の実現に向けて歩みを進めることが、これからのファッション業界の理想像ではないでしょうか。あなたも、ぜひ『Sui』のネクタイで新しい挑戦を始めてみませんか?