ワコールホールディングスが2年連続で「DX銘柄」に選定
最近、株式会社ワコールホールディングスが経済産業省や東京証券取引所、情報処理推進機構が共同で選定する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2025」に2年連続で選ばれました。このDX銘柄は、企業価値の向上に向けたデジタルトランスフォーメーションの取り組みが評価されるもので、今年は31社が選ばれています。
DX推進の重要性
ワコールは、デジタル技術を活用して“自分らしさのエンパワーメント”を顧客に提供する商品やサービスの進化を目指しています。具体的な戦略として「顧客との深く広い関係性の構築」を掲げ、サプライチェーンや管理基盤の強化を進めています。顧客起点のDX推進に取り組むことで、より良い顧客体験の提供を目指しています。
ワコールのグループDXマーケティング担当、篠塚厚子さんは、DX銘柄に選定されたことに対する感謝の意を表し、今後もお客様一人ひとりのニーズに応えたサービスを提供し続けたいと述べています。
デジタル活用とその結果
ワコールでは、従来の販売員によるコンサルティングに加え、最新技術を用いた3D計測サービス「SCANBE」を導入。これにより、リアルとオンラインでのシームレスな顧客体験を提供しています。3D計測データの蓄積も行い、そのデータを基にしたオープンイノベーションを推進して新たなビジネスチャンスを広げています。
「わたしを知る骨格診断」という有料コンテンツも展開しており、期待以上の反響を得ています。これにより、顧客からの支持を集め、さらなるビジネスチャンスを見出しています。
DX銘柄選定の評価ポイント
ワコールがDX銘柄に選ばれる要因として、経営トップの視察やフィードバックの重視、パーソナライズを重視した長期戦略が挙げられます。経営課題に応じたデジタル投資が議論されており、データ活用の新しいビジネスモデルへの展開も進められています。
また、ステークホルダーへの透明性を大切にしており、3D計測サービスの参加者数や顧客行動に関する情報を積極的に開示しています。これにより、投資家との対話を通じ具体的な成果を発信しています。
未来への展望
お客様の価値観が多様化している今日、ワコールは更に進化を続ける企業を目指して、より深く、広く、お客様との関係を構築していく方針です。「未来の日常」を基にしたビジネスを進化させ、パーソナライズされた顧客体験を追求します。これによって、自社の持続的成長と社会への貢献を同時に実現していくことが期待されています。
結論
ワコールホールディングスの2年連続でのDX銘柄選定は、同社がデジタルトランスフォーメーションの分野で確固たる地位を確立していることの証です。今後の取り組みがどのように展開されるか、ますます注目が集まります。これからも、ワコールから目が離せません。