ケリング、ブランドの成長支援に新たな組織体制を設立
ケリングが本日、持続可能なブランドの成長を支えるために新たに2つの「センター・オブ・エクセレンス」を設立したことを発表しました。この新たな組織体制は、グループ内のオペレーションの効率性を最適化し、各ブランドに対して統一的なフレームワークとリソースを提供することを目的としています。
新しい組織の概要
新設されたセンター・オブ・エクセレンスは「インダストリー」と「クライアント」の2つの部門で構成されます。これにより、各ブランドの戦略実行が加速し、より効率的な運営が可能となります。特に、インダストリー部門は、購買、製造、サプライチェーン、品質管理、研究開発を統合し、グループ全体の生産体制を強化します。これによって、各ブランドが高品質な商品を提供するための土台が築かれます。
一方、クライアント部門は、各ブランドと緊密に連携し、プロダクトやプライシング、マーケティング、流通チャネルに関連する戦略をサポートします。この部門は、顧客関連の機能を包括的にカバーし、より良い顧客体験を提供することを目指します。
新たなリーダーシップ
さらに、ケリングは新組織において複数の主要な役職を発表しました。まず、ステファン・ノエルが2026年4月1日付でチーフ・インダストリアル・オフィサーに就任します。ノエル氏は、品質とオペレーショナル・エクセレンスに重きを置いた経験を持ち、製造オペレーションの分野で30年以上の実績を有しています。彼の役割は、第一にグループ全体のインダストリアル・オーガニゼーションを構築し、そのパフォーマンスを向上させることです。
次に、カルロ・モッチが2026年5月4日付でチーフ・クライアント・オフィサーに就任します。モッチ氏は、20年以上に及ぶクライアント中心のトランスフォーメーションに関する優れた専門性を持ち、データを活用したグローバル戦略を主導することで期待されています。彼には、グループおよび各ブランドのクライアント戦略の展開を加速する役割が与えられます。
これに続き、モッチ氏の直属として、フェデレ・ウザイ(チーフ・マーケティング・オフィサー)とダニエレ・ジト(チーフ・コマーシャル・オフィサー)がそれぞれ新たな役職に就任します。ウザイ氏は、ラグジュアリー産業で20年以上の経験を持つマーケティング戦略の専門家です。一方、ジト氏はグッチでの豊富な戦略・オペレーション経験を生かし、グループの流通戦略を担うことになります。
ケリングの新組織が目指すもの
ケリングのCEO、ルカ・デメオは、新しいセンター・オブ・エクセレンスが設立されることで、組織の明確化が進み、各チームが迅速に連携できる体制が整うと述べています。ボトムアップのアプローチによって、各ブランドがより効率的、かつ迅速に成長を遂げられることを確信しています。
この新たな組織体制によって、ケリングはさらなるブランドの成長を支援し、業界全体の変革を促進することに期待が寄せられています。各ブランドが持つ独自の価値とクリエイティビティを高め、ケリングの中核にある「受け継がれていく創造性」を具現化する一歩となることでしょう。