穂高岳山荘で味わう特別な山小屋ランチとは？

穂高岳山荘での特別ランチ体験

2025年8月9日、北アルプスに位置する穂高岳山荘にて、シェフ監修の特別ランチが提供開始されます。主催は、登山と美食を融合させた料理を提案する MOUNTAIN GOURMET LAB.（マウンテングルメラボ）です。

山の美味しさを追求するMGL

このプロジェクトは、「山でこそ美味しいものを食べたい」という理念から生まれました。MGLはプロのシェフが考案した本格的なレシピをベースに、登山に適した形で軽量化や乾燥を行った“クラフト山飯”を開発しています。特に、フリーズドライ商品のヒットメニュー「鶏と舞茸のシェリー煮込み」は、このプロジェクトの象徴ともいえる存在です。

特別ランチの内容

今回提供される特別ランチは、MGLの専属シェフ、田嶋善文が手がけた逸品です。この料理では、フランス・ジュラ地方の郷土料理「コック・オ・ヴァン・ジョーヌ」を参考にし、山の高地で楽しむ特別なレシピとして仕上げられています。舞茸と鶏の旨味をシェリー酒で深みを増したこの料理は、清らかな空気と絶景の中で味わうことで、まるで別次元の食体験を提供することを目指しています。

この特別ランチは、税込2,500円で提供され、なくなり次第終了となるため、早めの訪問が推奨されます。

料理の背後にある想い

田嶋シェフがこのレシピを考案したのは、彼が初めて蝶ヶ岳に登った際の「槍・穂高連峰」の景色からインスピレーションを受けたから。自然の力強さと美しさを、料理でどう表現するかを常に考えており、彼自身が持つ食への深い情熱が込められています。彼は、「最高の景色、最高の空気で食べる料理が、人生で最も美味しい体験になると確信しています」と語ります。

8月16日の特別イベント

さらに、8月16日（土）には、田嶋シェフ自身が山荘に滞在し、特別なメニューを提供するイベントも開催されます。このイベントでは、前菜とワインがセットになった限定メニューが別途1,000円で楽しめます。この機会に、シェフの情熱を直に感じる貴重な体験ができること間違いなしです。

穂高岳山荘の魅力

穂高岳山荘は、標高3,190mの奥穂高岳と3,110mの涸沢岳の間に位置する、抜群の眺望を誇る山小屋です。営業は4月下旬から11月上旬まで。大自然の中でのひとときは、心を癒やし、普段の生活では味わえないような特別感を提供してくれます。

MOUNTAIN GOURMET LAB.の展望

今後、MGLは穂高岳山荘以外の山小屋でもこの特別な食体験を広めていく予定です。山の環境と食の楽しさを共に体験し、多くの人がその魅力を味わえるよう、取り組んでいくとのこと。その第一歩として、現在進行中の企画に期待が高まります。

訪れるたびに新しい発見がある穂高岳、そしてその山小屋で味わえる特別なランチは、ぜひともチェックしてみてください。美食と自然の融合による、あなただけの特別な体験が待っています。