日本文化の祭典
2025-02-18 12:04:05

サウジアラビアで実現した日本文化の祭典「ジャパン・カルチャー・デイズ」

サウジアラビアで開催された日本文化イベント



2025年1月23日から2月8日まで、サウジアラビアのダーランに位置するアブドゥルアジーズ王世界文化センター(Ithra)にて、特別な国際交流イベント「ジャパン・カルチャー・デイズ」が実施されました。このイベントは、日本の伝統文化への理解と体験を促進することをテーマに掲げ、最終的には38万人を超える来場者を迎えました。この盛況な結果は、今年、日本とサウジアラビアの国交樹立70周年を迎えるにあたり、日本文化への関心の高まりを示しています。

最近では、サウジアラビアにおいて日本のアニメや現代文化が注目されていますが、今回の「ジャパン・カルチャー・デイズ」を通じて、日本の長い歴史に根ざした伝統文化への興味も深まったことが明らかになりました。

文化プログラムの多彩な内容



イベント期間中には、日本の伝統文化に関する展示や、日本料理、伝統工芸の実演、生花や書道のワークショップなどさまざまなプログラムが用意されていました。これによって、訪れた人々は日本文化を多角的に楽しむことができました。特に、文学や文化に関するディスカッションやセッションも行われ、サウジアラビアの人々が日本の多様な魅力を体験する貴重な機会となりました。

駐サウジアラビア日本国大使の訪問



このイベントには、駐サウジアラビア日本国大使の森野泰成氏も参加しました。氏は会場内を巡り、展示を楽しみ、アーティストや関係者との意見交換を行い、日本文化とサウジアラビア文化との結びつきの重要性を強調しました。

Ithraの文化交流の理念



Ithraのカルチャー・プログラムは、異なる文化を紹介し、すべての世代や関心を持つ人々が参加できるインタラクティブで充実した体験を提供しています。2020年にスタートした「カルチャー・デイズ」ではベトナムの文化、2022年にはエジプト・カイロの文化が紹介されましたが、今回の「ジャパン・カルチャー・デイズ」も高い評価を受けました。

DRUM TAOの公演



特に注目されるプログラムとして、和太鼓演奏グループ「DRUM TAO」のサウジアラビア初公演がありました。世界500以上の都市でパフォーマンス経験を持つこのグループは、和太鼓だけでなく、篠笛や現代的な振付も取り入れたユニークなステージを披露。会場は熱気に包まれ、特に子どもたちとの交流の時間も盛況でした。

豊富な展示とアクティビティ



また、「きもの展」では福島県の着物美術館からのアンティーク着物や現代着物が展示され、日本の着物文化を体験。さらに、「日本車展」では、クラシックカーから最新車両のデザインや技術が展示され、日本の自動車文化の深さを知ることができました。

日本文化を感じるワークショップ



イベントの一環として、15のワークショップも開催され、書道や寿司づくり、生花、和菓子づくりなど、参加者は日本文化を直接体験することができました。

トークセッションと映画上映



トークセッションでは村上春樹作品の翻訳についてや、サウジアラビアの旅行作家による日本旅行の体験談が語られました。さらに、日本映画の特別上映も行われ、多様なフィルム体験が提供され、会場は賑わいを見せました。

今後の展望



Ithraは2018年の開館以来、異文化交流を推進し、さらなる国際的な文化交流の場としての役割を果たしています。この「ジャパン・カルチャー・デイズ」も、その理念を具体的に示した成功したプロジェクトの一つとなりました。

日本文化に親しむ機会を提供したこのイベントは、今後もサウジアラビアにおける日本文化の受容を促進し、さらなる文化交流を推進するきっかけとなることが期待されています。

詳細は、Ithraの公式ウェブサイトをチェックしてみてください。


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