特別防犯支援官に就任した芥川怜子氏と前田健志氏が語る詐欺防止への決意

芥川怜子氏と前田健志氏、特別防犯支援官に就任

この度、特別防犯支援官としてピアニストの芥川怜子氏と、吟詠家及び尺八演奏家の前田健志氏が就任されました。彼らは、警察庁生活安全局長から任命され、新たに「SOS47」プロジェクトチームの一員として、特殊詐欺に立ち向かう強い意志を示しました。SOS47は、全国で増加する特殊詐欺、例えば「オレオレ詐欺」に関する知識や防止策を広める活動を行う組織です。

芥川氏の特殊詐欺への取り組み

芥川氏は、特別防犯支援官に就任した理由について「特殊詐欺の防止に尽力したい」と強く語っており、実際に自身も被害に遭った一人であることから、その恐ろしさを身を持って体験しています。彼女は「特殊詐欺は非常に巧妙で、人の心理を巧みに利用してくる」と、その危険性を強調しました。芥川氏は自らの経験を活かし、同じ被害を受ける人が一人でも減るよう努めたいと意欲を示しています。

前田氏の音楽を通じた防犯活動

一方、前田氏も同様に特殊詐欺被害の深刻さを認識しています。「静岡県では昨年の特殊詐欺被害が大幅に増加しており、その実態に衝撃を受けました」と話す前田氏は、一人ひとりが当事者意識を持つことの重要性を訴えています。彼は、「音楽の力を借りて、詐欺防止の輪を広げていきたい」と力強く語り、多くの人たちに啓発を行う事業に取り組む姿勢を示しました。

杉対策監の支援官への期待

この取り組みを支援する杉良太郎対策監は、特別防犯支援官に就任したお二人の活動に期待を寄せています。「支援官の仕事は非常に過酷で、時には暑い中での戸別訪問も行わなければなりませんが、一緒に心を一つにして詐欺防止に全力で取り組みたい」と情熱を持って語りました。

また、杉監は国際電話利用休止制度についても言及し、こちらの制度を利用することで、海外からの詐欺電話を防止できることを多くの人に知ってほしいと呼びかけました。この制度の活用を通じて、さらに多くの人々を詐欺から守ることができると期待を寄せています。