HYBE売上新記録
2025-11-10 16:43:52

HYBE、第3四半期に過去最高売上を記録し新たな成長を示す

HYBEが直面する新たな成長の波



2025年11月10日(月)、HYBEが第3四半期の決算を発表し、過去最高の売上を記録しました。今四半期、連結基準の売上高は7,272億ウォン(約774億円)となり、前年同期比で37.8%の増加を見せました。この結果、HYBEは前年の四半期売上記録を塗り替え、新たな成長を証明したと言えるでしょう。

売上成長の背景



HYBEの成功の大きな要因は、ワールドツアーの好調です。BTSメンバーのJINによるソロツアーや、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPENのワールドツアーが多くのファンに支持され、公演部門の売上は前年同期比で3倍以上に急成長しました。具体的には、2,450億ウォンを記録し、アーティスト活動の勢いを象徴する数値となっています。

一方、音楽部門でのアーティストのカムバックが比較的少なかったため、音盤・音源事業では前年同期比で減少し、1,898億ウォンとなりました。これはアーティスト各自の新曲リリースのペースの影響があったと考えられます。

MDとライセンシング部門の躍進



HYBEの独自の戦略として、間接参加型の売上も健闘を見せており、これにより全体の売上の増加が促進されました。MD(マーチャンダイジング)とライセンシング事業は特に成長を見せており、売上は前年同期比で70%増の1,683億ウォンに達しています。これは主にツアー活動に伴う商品や、人気キャラクター関連のグッズ販売が寄与しています。

KATSEYEの躍進と新しい試み



HYBEのマルチホーム・マルチジャンル戦略は、特にKATSEYEの成功により証明されています。彼女たちの楽曲はビルボード「Hot 100」で37位まで上昇し、自己最高の成績を記録しました。また、次世代グローバルガールグループとしての地位を確立し、グラミー賞にもノミネートされています。KATSEYEの初のグローバルツアーも全公演が完売するなど、注目を集めています。

さらに、HYBEは来年春にオーディション番組『WORLD SCOUT THE FINAL PIECE』を放送予定で、新しいアイドルグループの誕生を予感させます。この試みもまたK-POP業界の新たな潮流となることでしょう。

Weverseの黒字化と新たなビジネスモデル



ファンとのつながりを強化するプラットフォーム「Weverse」も第3四半期の累計で黒字転換を達成しました。デジタル特典を提供する「Digital Membership」や広告収入により、ビジネスモデルの革新が実を結んでいます。今後は中国のQQ Musicとの連携を強化し、さらなる成長が期待されます。

営業損失の要因



ただし、HYBEは全体として422億ウォン(約45億円)の営業損失を計上しました。これは主に新規アーティストのデビューに伴う先行投資や北米市場における事業構造の見直しによる一時的なコスト増加が要因です。HYBEのCEO、イ・ジェサンは、「中長期的にはファン層の拡大により収益戦略を強化していく」と展望しています。

期待される今後の展望



2024年にはBTSの活動再開やK-POPアーティストの成長に伴い、HYBEの収益構造は一新されると予想されています。来年は、安定した黒字維持や新規アーティストのパフォーマンスがHYBEの力強い成長の原動力となり、再び市場の中心に立つことが期待されます。

HYBEの今後の動向に注目が集まります。


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